MLBが女子プロソフトボールリーグとのパートナーシップ締結を発表
2025.5.30 11:24 Friday
日本時間5月30日、MLB機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは女子プロソフトボールリーグ「Athletes Unlimited Softball League」(略称AUSL)とのパートナーシップ締結を発表した。MLBが女子プロスポーツリーグとパートナーシップを締結するのは今回が初めてで、6月7日(現地時間)に初のシーズン開幕を迎える「AUSL」を戦略的な投資によってサポートしていく。「MLBネットワーク」や「MLB.com」での試合中継なども予定されているという。
まもなく初のシーズン開幕を迎える「AUSL」は、2023年までマーリンズのゼネラルマネージャー(GM)を務めていたキム・アング氏がコミッショナーに就任したことで話題になった。キム・アング氏はアメリカの主要な男子プロスポーツチームで初めて女性GMとなった人物だ。「AUSL」の初めてのシーズンは、4チームが約1ヶ月半にわたって10都市を巡回する形式でリーグ戦(各チーム24試合)が行われ、7月26~28日(現地時間)に3試合制の優勝決定戦が開催される予定となっている。
マンフレッド・コミッショナーは「MLBによるAUSLへの投資は、ソフトボールの長期的な成長を支援し、ソフトボールの優れた選手たちやファンとMLBが関わる機会を拡大していくだろう」とコメント。「我々はソフトボールの発展を願っている。MLBはそれに貢献し、すべての女性アスリートに利益をもたらす、持続可能で影響力のあるリーグの構築に尽力していく」とMLBの方針について語った。
キム・アング氏は「これは両スポーツにとって素晴らしい一歩だと思う」とコメント。「私はMLB機構で10年間働き、特に大学女子ソフトボールとのつながりを築こうと努めてきた。MLBが女子プロソフトボールを支援してくれるのは、私にとって、そしてソフトボールをプレーする多くの若い女性や少女たちにとって、本当に大きな意味がある」とMLBへの感謝を述べ、リーグの発展を誓った。