English Español 韓国語

ヤンキース・チザムJr. 戦列復帰後は三塁へのコンバートが有力

2025.5.30 15:58 Friday

 日本時間5月30日、右わき腹を痛めて離脱しているジャズ・チザムJr.(ヤンキース)がマイナーでのリハビリ出場を開始した。このチザムJr.について、「ニューヨーク・ポスト」は戦列復帰後に二塁から三塁にコンバートされる見込みであることを報じていたが、実際にチザムJr.はマイナーAA級の試合に「1番・三塁」でスタメン出場。試合後には三塁手としてメジャーに復帰するプランがあることを認めた。

 現在27歳のチザムJr.は昨季途中にマーリンズからトレードで加入し、ヤンキース移籍後は三塁手として起用されていた。しかし、正二塁手のグレイバー・トーレスがFAで流出した影響もあり、今季は二塁手としてプレー。4月末に故障するまでに30試合に出場し、打率.181、7本塁打、17打点、6盗塁、OPS.714を記録していた。

 ヤンキースはチザムJr.の離脱後、ヨービット・ビバス、DJ・ラメイヒューらを起用して二塁の穴を埋めていたが、5月中旬には三塁のレギュラー格として起用されていたオスワルド・カブレラが左足首を骨折して今季絶望に。三塁には主にオスワルド・ペラザが起用されているものの、カブレラの穴を埋めることができておらず、こうした状況のなかで、ヤンキース首脳陣はチザムJr.を三塁に再転向させる方針を固めつつあるようだ。

 つまり、二塁には引き続きビバスやラメイヒューが起用されることになるが、彼らがレギュラーに相応しい数字を残しているわけではなく、夏場のトレード補強が必要になってくる。なお、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はヤンキースが獲得を狙う可能性のある内野手としてブランドン・ラウ(レイズ)、ルイス・ウリアス(アスレチックス)、タイロ・エストラーダ(ロッキーズ)らの名前を挙げている。


spotvnow