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アストロズ・バルデスがわずか83球で完投 サヨナラ弾で勝ち星ゲット

2025.5.31 12:53 Saturday

【レイズ1-2xアストロズ】@ダイキン・パーク

 日本時間5月31日、アストロズのフランバー・バルデスが9回83球の完投劇を見せ、アストロズを2対1の勝利に導いた。バルデスは先頭打者に本塁打を浴びたものの、そこから81球の間に27個のアウトを奪う快投。試合は1対1のまま9回裏に突入し、アストロズのヤイナー・ディアスがサヨナラ本塁打を放ち、バルデスに今季5勝目(4敗)をプレゼントした。レイズは先発のライアン・ペピオが7回途中無失点の好投を見せたが、及ばなかった。

 レイズは初回、1番ホセ・カバイェロが2球目のシンカーを捉え、2号ソロを放って先制。幸先悪い出だしとなったアストロズ先発のバルデスだったが、そこから快投が始まった。5回先頭まで12打者連続でアウトに取り、5回先頭に安打を許した走者も後続をダブルプレーに。9三振を奪い、14個のゴロアウトの山を築き、レイズ打線を沈黙させた。

 アストロズ打線はレイズ先発のペピオの前に6回2/3でわずか2安打と沈黙。しかし、0対1で迎えた8回無死2塁、二塁ゴロを処理した二塁手カーティス・ミードが一塁に送球エラーを犯し、これで二塁走者が還って同点に。そして1対1の同点で迎えた9回二死走者なしの局面で、先発バルデスの好投を導いてきた捕手のディアスがライト方向へサヨナラの7号ソロ。劇的な形でバルデスの好投に報い、アストロズが勝利した。

 アストロズ先発のバルデスは9回わずか83球で1失点完投。1イニングあたり1ケタの球数しかかからなかったイニングが6回あり、さらにそれ以外のイニングもわずか11球で終わらせる省エネ投球だった。バルデスはシーズン最初の7先発で1勝4敗、防御率4.39と停滞していたが、以降は5先発で4勝0敗、すべてクオリティスタートと持ち味を取り戻している。


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