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ドジャースがヤンキースに逆転勝利 大谷のマルチ本塁打が逆転の口火に

2025.5.31 14:03 Saturday

【ヤンキース5-8ドジャース】@ドジャー・スタジアム

 日本時間5月31日、ア・リーグ東地区首位のヤンキースとナ・リーグ西地区首位のドジャースによる、昨季のワールドシリーズのリマッチが実現。その初戦は絶好調のヤンキース先発マックス・フリードを打ち崩し、ドジャースが逆転で勝利を手にした。ドジャースの大谷翔平は、逆転劇の口火を切る22号を含む、マルチ本塁打をフリードに浴びせる大活躍だった。

 ヤンキースは初回、2番アーロン・ジャッジの19号ソロで先制。すると直後の1回裏、ドジャースは1番大谷が21号ソロを放ってすかさず同点に追いついた。しかし、序盤の流れはヤンキースにあった。オースティン・ウェルズ、トレント・グリシャム、ポール・ゴールドシュミットも本塁打を放ち、ドジャース先発のトニー・ゴンソリンから計5得点を奪った。

 2対5とリードされ、相手マウンドには今季ここまで無傷の7勝、防御率1.29のフリード。この劣勢をひっくり返したのは、やはり大谷だった。6回、先頭の大谷が再びフリードを捉え、ライト方向へ高々と上がる22号ソロ。これで勢いづいたドジャース打線は、フレディ・フリーマンのタイムリー二塁打、アンディ・パヘスのタイムリー、そして押し出し四球でこの回6対5と逆転に成功する。

 ドジャースはその後も一度掴んだ流れを手放さず、7回にもパヘスが2点タイムリーでダメ押し。3点リードを得ると、ドジャースは4投手の継投でそのリードを守り抜いた。

 ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場。第1打席は左中間への21号ソロ、第2打席は空振り三振、第3打席は22号ソロ、第4打席はショートフライ、第5打席はサードフライだった。大谷は初回の本塁打で早くもシーズン60得点に到達。「オプタ・スタッツ」によれば、5月の終わりまでに60得点に到達した選手は20世紀以降では大谷が史上初。また、両リーグ単独トップに立つ22本塁打を放っており、これはシーズン62本塁打ペースに匹敵する。大谷の今季成績は打率.294、OPS1.064となっている。

 そして、初回にジャッジとのアベック弾を放ったことで、「両リーグの前年MVPが同じ試合の初回にともに本塁打を放つ」という史上初のトリビアも達成。対するジャッジは5打数2安打で打率を.392とし、OPSは大谷を上回る1.236をマークしている。


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