マリナーズ・ローリーがマルチ本塁打で快挙達成 チームは逆転負けを喫す
2025.5.31 14:24 Saturday
【ツインズ12-6マリナーズ】延長10回@T-モバイル・パーク
日本時間5月31日、マリナーズのカル・ローリーがマルチ本塁打の活躍を見せ、MLB史上初めて5月が終わるまでに20本塁打を記録した捕手となった。なおマリナーズはローリーの活躍を活かせず、9回にツインズに3失点を喫して同点に追いつかれ、タイブレークの10回には6失点を献上。悔しい逆転負けを喫している。
マリナーズは初回、一死1・2塁から4番カル・ローリーが20号3ランで先制。さらに5番ランディ・アロザレーナも7号ソロで続き、この回一挙に4得点を入れた。マリナーズ先発のブライアン・ウーは、4回にトレバー・ラーナックに8号ソロ、7回にウィリー・カストロに3号ソロを許すなど計3失点を喫したものの、7回途中まで3失点と堅実なゲームメイク。マリナーズは8回に再びローリーが21号2ランを放ち、逃げ切って勝利を手にするかと思われた。
マリナーズは3点リードの最終回を絶対的守護神アンドレス・ムニョスに託したが、ムニョスがまさかの誤算。ツインズは二死1塁からカストロが今日2本目の2ラン本塁打を放ち、まず1点差に。そしてバイロン・バクストンが単打と盗塁で二死2塁のチャンスを演出すると、ラーナックがすかさず同点タイムリーで応え、試合は6対6の同点となった。
そしてツインズはタイブレークの延長10回、先頭カルロス・コレアの5号2ランでいきなり勝ち越し。そしてまたしてもバクストンとラーナックがタイムリーを放ち、この回だけで一挙に6得点。マリナーズ打線は6点のビハインドを覆せず、あえなく6対12で敗れた。
マリナーズのローリーは、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)に2本差を付ける20、21号本塁打をマーク。捕手として5月までに20本塁打をマークした選手は、MLBの歴史上、1人もいない。OPSは1.004に達し、プラチナグラブに輝いた守備力と併せ、球界最高の捕手として名を轟かせるシーズンを送っている。