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マリナーズの有望株ヤングがメジャー昇格 球界42位の評価を受ける二塁手

2025.5.31 14:55 Saturday

 日本時間5月31日、マリナーズが球界42位の有望株であるコール・ヤングをMLBに昇格させることを、米公式サイト「MLB.com」のダニエル・クレイマー記者などが伝えた。今季絶好調の有望株を二遊間に加え、マリナーズは勢いを得られるだろうか。

 現在21歳のヤングは2022年ドラフト1巡目指名でマリナーズに入団。打力を武器に高卒ながら順調にマイナーを駆け上がり、今季はAAA級で53試合、打率.278、出塁率.391、OPS.854をマークしていた。身長は約180センチと小柄だが、四球が三振を上回るアプローチの良さ、そして今月は45.7%のハードヒット率を記録するパンチ力がヤングの持ち味だ。

 特に5月は打率.370、OPS1.146と大活躍していたヤングを、二塁にニーズを抱えるマリナーズは迷いなく昇格させた。マリナーズはライアン・ブリス、レオ・リバス、そしてユーティリティのディラン・ムーアやマイルズ・マストロボーニなど様々な選手を二塁で起用してきた。仮にヤングが定着できれば、大きなアップグレードを望めるはずだ。

 編成トップのジェリー・ディポート氏は「この調子(5月の絶好調)でずっと続けられるわけじゃない。難しいことだ。我々が期待しているのは、彼にそうしてほしいということではない。ただ、アプローチを崩さないことだ。重要なのは、スイングする球種、スイングの質、コンタクトの質だ」と、デビュー直後は結果以上に内容を追い求める方針のようだ。先日はエースのジョージ・カービーが戦列に復帰し、今度は有望株のヤングがデビュー。マリナーズは序盤の好調を維持すべく、戦力を投入している。

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