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スクーバルとワカによる圧巻の投手戦 ロイヤルズが1対0で勝利

2025.6.1 13:02 Sunday

【タイガース0-1ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

 日本時間6月1日、タイガースのタリック・スクーバルとロイヤルズのマイケル・ワカの両投手による圧巻の投手戦が行われ、接戦の末、ロイヤルズがタイガースを倒した。スクーバルは7回2安打7奪三振無失点の好投を見せ、一方のワカも負けずに7回1安打6奪三振無失点と健闘。試合は0対0で迎えた8回、ロイヤルズのビニー・パスカンティーノのタイムリーが決勝点をもたらした。

 タイガースのスクーバルは前回登板で9回13奪三振完封の離れ業を見せ、今日もその好調そのままにロイヤルズ打線を圧倒した。実はスクーバルにとってロイヤルズは天敵。キャリア通算33敗のうち、9敗はロイヤルズにつけられたものだった。しかし、今日はキャリアで初めて4イニング以上ロイヤルズを無失点に抑え、7回まで無四球でシャットアウト。直近10先発の防御率は1.66と素晴らしく、その間に奪三振89を奪いながら、与えた四球はわずかに3つだけ。この奪三振/与四球の比率は、10先発のスパンでMLB史上最高だ。

 しかし、スクーバルはそれだけの好投を見せてもなお、勝利は掴めなかった。ロイヤルズ先発のマイケル・ワカも意地の投球を見せ、スクーバルの独壇場を防いだ。ワカは7回一死まで1本の安打も許さない快投。決め球のチェンジアップが冴え渡り、MLB最高勝率を誇るタイガースの打線に仕事をさせなかった。

 両先発による素晴らしいデュエルは、両軍得点がないまま8回に突入。タイガースの2番手ボー・ブリスキーから、ロイヤルズの6番ニック・ロフティンが二塁打で出塁すると、続くパスカンティーノが左中間へタイムリーシングル。二塁走者ロフティンは激走で本塁を陥れ、雄叫びを上げた。ロイヤルズは1点のリードを守護神カルロス・エステベスが守り抜き、1対0で逃げ切り。タイガースとの同地区ライバル3連戦は2戦目を終えて1勝1敗となった。


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