メジャー最高勝率のタイガースが今季39勝目 5投手のリレーで完封勝ち
2025.6.2 09:11 Monday
【タイガース1-0ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム
日本時間6月2日、メジャー最高勝率を誇るタイガースは敵地カウフマン・スタジアムでのロイヤルズ3連戦の最終戦を迎え、1対0で完封勝ち。同地区対決3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終え、メジャートップの勝ち星を39勝に伸ばした。タイガース3番手のチェイス・リーが2勝目(0敗)を挙げ、5番手のウィル・ベストは9セーブ目を記録。ロイヤルズ先発のクリス・ブービッチは7回4安打1失点と見事なピッチングを見せたが、打線の援護がなく3敗目(5勝)を喫した。
メジャートップの防御率を誇るブービッチを攻略できなかったタイガース打線だが、3回表に三塁打を放ったザック・マキンストリーがブービッチの暴投で生還した1点が同地区対決3連戦の最終戦の勝敗を分けることになった。
この試合、タイガース投手陣が三者凡退に抑えたのは7回裏と9回裏の2度だけ。ロイヤルズ打線に9安打を浴びるなど、決して美しい勝利ではなかったが、それでも勝利を手にするだけの強さが今のタイガースにはある。3回表の先制点はマキンストリーがアウトになるリスクを恐れずに二塁を回り、三塁に到達したからこそ。また、3回裏一死1・2塁のピンチでは先発のカイダー・モンテロが素早いベースカバーで3-6-1の併殺を完成させた。
こうした小さなプレーの積み重ねが今季39勝21敗というタイガースの強さにつながっている。セーブを挙げたベストは「もし試合に負けたとしても『切り替えて明日頑張ろう』と思える雰囲気があるんだ。勝っても負けても同じように毎日を過ごしている。それがこのチームの強さだと思う」とチームの雰囲気の良さについて語った。