マリナーズが連日のサヨナラ勝ち ローリーは単独トップの23号アーチ
2025.6.2 09:58 Monday
【ツインズ1-2xマリナーズ】@T-モバイル・パーク
日本時間6月2日、マリナーズは本拠地T-モバイル・パークでのツインズ3連戦の最終戦を迎え、2対1で勝利。連日のサヨナラ勝ちを収め、3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えるとともに、ア・リーグ西地区首位の座をキープした。マリナーズ4番手のアンドレス・ムニョスは今季4度目のセーブ失敗を記録したものの、2勝目(0敗)をマーク。ツインズ2番手のグリフィン・ジャックスはサヨナラ打を浴び、3敗目(1勝)を喫した。
クリス・パダック(ツインズ)とルイス・カスティーヨ(マリナーズ)の両先発で始まった一戦は、両軍無得点で迎えた7回裏にカル・ローリーの23号ソロでマリナーズが先制。ローリーは今回の3連戦で4本塁打、直近6試合で6本塁打という量産モードに突入しており、本塁打王争いでは大谷翔平(ドジャース)を抜いてメジャー単独トップに浮上した。
ところが、マリナーズの守護神ムニョスがこのリードを守り切れず、9回表一死から四球、ヒット、暴投で2・3塁のピンチを招くと、ハリソン・ベイダーの犠飛で同点に。しかし、マリナーズは9回裏先頭のフリオ・ロドリゲスが内野安打で出塁したところから一死3塁のチャンスを作り、最後はランディ・アロザレーナがサヨナラタイムリーを放って熱戦に終止符を打った。
驚異的なペースで本塁打を量産しているローリーは開幕58試合目で早くも23本目のホームラン。単純計算で162試合に換算すると、シーズン64本塁打ペースということになる。過去にシーズン50本塁打を記録した捕手は1人もおらず、今季のローリーは史上初の快挙を狙えるペース。昨季プラチナグラブ賞に輝いた守備面での貢献度も大きく、今年1月に結んだ6年1億500万ドルの長期契約は大バーゲンとなりそうな気配だ。