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ヤンキースがスイープ負けを回避 山本由伸4敗目、大谷はノーヒット

2025.6.2 11:24 Monday

【ヤンキース7-3ドジャース】@ドジャー・スタジアム

 日本時間6月2日、全米中継の「サンデーナイト・ベースボール」として行われたヤンキース対ドジャースの3連戦の最終戦は、スイープ負けの回避に向けて意地を見せたヤンキースが7対3で勝利。昨年のワールドシリーズの再戦として注目された3連戦はドジャース2勝、ヤンキース1勝という結果になった。ヤンキース先発のライアン・ヤーブローが6回4安打1失点の好投で3勝目(0敗)をマーク。ドジャース先発の山本由伸は4回途中7安打4失点と精彩を欠き、4敗目(6勝)を喫した。

 エースの山本を先発に立て、3連戦のスイープを狙ったドジャースだったが、ヤンキースが意地を見せた。ヤンキースは初回二死1・2塁からジェイソン・ドミンゲスのタイムリーで先制。2回裏にトミー・エドマンの9号ソロで追いつかれたものの、3回表にベン・ライスの12号2ラン、さらには二死1・3塁から山本の暴投もあり、この回3点を勝ち越した。

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は4回表二死1塁となったところでエースの山本の交代を決断。しかし、2番手のアンソニー・バンダが5回表に一死1・2塁のピンチを招いて降板すると、3番手のルー・トリビーノがDJ・ラメイヒューとオスワルド・ペラザに連続タイムリーを浴び、ヤンキースが6対1とさらにリードを広げた。

 反撃したいドジャースだったが、ヤンキース先発のヤーブローを打ち崩せず、6回までに奪った得点はエドマンの一発による1点だけ。7回裏にヤンキース2番手のジョナサン・ロアイシガからアンディ・パヘスが11号ソロ、マックス・マンシーが7号ソロを放って2点を返したものの、9回表にラメイヒューのタイムリー二塁打で追加点を奪われて3対7で敗れ、ヤンキース3連戦のスイープを完遂することはできなかった。

 ドジャースの山本は96球を投げて被安打7、奪三振2、与四球3、失点4という内容。各球種のコマンドを欠いて苦しいピッチングとなり、今季最短の3回2/3しか投げられなかった。防御率は2.39に悪化し、リーグ3位に後退している(1位は千賀滉大、2位はポール・スキーンズ)。

 ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場したが、空振り三振、センターフライ、サードゴロ、セカンドゴロで4打数ノーヒット。今季の打撃成績は.293、OPS1.045となった。また、ヤンキースのアーロン・ジャッジも4打数ノーヒット1四球に終わり、打率.391、OPS1.249となっている。


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