本塁打王ローリー、新星カミネロが週間MVP初受賞 33歳イェリッチも
2025.6.3 10:48 Tuesday
日本時間6月3日、2025年シーズン10週目の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはジュニア・カミネロ(レイズ)とカル・ローリー(マリナーズ)の2人が連名で、ナショナル・リーグはクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が選出された。カミネロは13打点、ローリーは6本塁打、イェリッチは打率5割とそれぞれ際立った成績を残していた。
弱冠21歳のカミネロは、7試合で打率.379(29打数11安打)、本塁打4本、打点13、二塁打4本、四球1、得点8、長打率.931、出塁率.400と大活躍。30日のアストロズ戦では6打点、1日のアストロズ戦でも自身初のマルチ本塁打に加えて5打点を記録するなど、レイズの復調の立役者となった。まだ通算出場数が105試合のカミネロにとって、週間MVPに輝くのはもちろん初めて。期待の超有望株は今後このアワードの常連となるかもしれない。
現在28歳のローリーは先週、歴史に名を残す大活躍を見せた。ローリーは6試合に出場し、打率.348(23打数8安打)、本塁打6本、打点10、四球3、得点6、盗塁1、長打率1.130、出塁率.444を記録。6本塁打を荒稼ぎしたことによって、ローリーの今季通算本塁打数は両リーグトップの23本にまで伸びた。5月末までに捕手が20本塁打に到達するのは、長いMLBの歴史上でも初めてのこと。ローリーも週間MVPは自身初の栄誉となった。
ナ・リーグでは、キャリア6度目の受賞となる33歳のベテラン・イェリッチが選ばれた。イェリッチは、5試合で打率.500(20打数10安打)、本塁打3本、打点9、二塁打1本、四球1、得点5、盗塁1、長打率1.000、出塁率.545を記録。イェリッチは26日のレッドソックス戦でサヨナラ満塁本塁打を放つなど、印象的な活躍を見せた。ブリュワーズは先日行われた6試合に全勝し、破竹の8連勝中。その中心にいたのは紛れもなくイェリッチだった。