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エンゼルスが初回の歴史的猛攻で逃げ切り トラウトは3安打の活躍

2025.6.3 11:17 Tuesday

【エンゼルス7-6レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

 日本時間6月3日、3カード連続負け越し中のエンゼルスは、敵地ボストンに乗り込んでレッドソックスとの3連戦に今日から挑む。その初戦はエンゼルスが初回に3本塁打・6得点の猛攻を見せ、さらに5回途中から5投手が1失点で繋ぐ決死の継投リレーもあり、エンゼルスが7対6で勝利。フェンウェイ・パークでビジターチームが初回に3本塁打を放つのは、球場の長い歴史でも史上初という快挙のおまけも付いた。復帰4戦目のトラウトは今季の10号目の3ランを含む3安打と打線を牽引した。

 エンゼルスは初回、まずは1番ザック・ネトが10号先頭打者弾で1点を先制。その後も無死1・3塁のチャンスを作ると、三塁エイブラハム・トロのエラーで2点目を加えた。なおも攻勢は止まず、無死1・2塁で迎えた5番マイク・トラウトが左中間へ特大の10号3ラン。7番に入るジョー・アデルも8号ソロで続き、エンゼルスは初回に6点を先制した。

 大量リードを得たエンゼルス先発のタイラー・アンダーソンだったが、6対1とリードした5回に捕まる。ロブ・レフスナイダー、カルロス・ナルバエス、ロミー・ゴンザレスの中軸(アンダーソンはゴンザレスの打席の前に交代)に3連続タイムリーを浴び、1点差に詰め寄られてしまう。

 しかし、エンゼルスは6回にアデルが今日2本目となる9号ソロを放ち、大きな追加点をもたらした。その後、レッドソックスはセダン・ラファエラの4号ソロで再び1点差に追い上げたが、アデルの本塁打が効き、エンゼルスに逃げ切りを許した。

 復帰4戦目のトラウトは「5番・DH」でスタメン出場し、4打数3安打1本塁打の活躍。初回に放った3ラン本塁打は飛距離454フィート(約138メートル)の特大弾だった。飛距離450フィート(約137メートル)以上の本塁打を今季複数放っているのは、トラウトを含めてわずか3人だけ。トラウトは一際少ない出場機会の中、特大弾を放ち続けている。さらに3安打を記録したことで、キャリア通算安打数がエンゼルスの球団史上2位の1675本に。それまで球団2位だったティム・サーモンを抜き、残すは2368本をエンゼルスのユニフォームで放った1位のギャレット・アンダーソンのみとなった。


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