タイガースが両リーグ最速で40勝到達 主砲カーペンターが3本塁打
2025.6.3 13:15 Tuesday
【タイガース13-1ホワイトソックス】@レイト・フィールド
日本時間6月3日、ア・リーグ中地区首位・タイガースが両リーグ最速でシーズン40勝に到達した。タイガースはケリー・カーペンターが3本塁打の活躍を見せ、打線を牽引。タイガース打線は16安打で13得点を記録し、ホワイトソックスを粉砕した。タイガース先発のジャック・フラハティは6回1失点の好投を見せ、4勝目(6敗)をマーク。一方、ホワイトソックス先発のジョナサン・キャノンは5失点で今季7敗目(2勝)を喫している。
タイガースは初回、走者を1人置いて3番カーペンターが11号2ラン、さらに正捕手に定着したディロン・ディングラーが6号ソロを放って先制。2回にはウェンシール・ペレスが2号2ラン、4回にもカーペンターの12号2ランが飛び出し、4回までに8点を奪う。
そして6回、カーペンターが右中間に今日3本目となる13号ソロを放ち、リードは10対0に拡大。タイガースはその後も8回に3点を加え、13対1の大勝でホワイトソックスを破った。
前年にポストシーズン進出、アストロズを破って地区シリーズ進出の快進撃を成し遂げたとはいえ、今季のタイガースがここまでの独走を見せると予想していた人は少なかったはずだ。前年の快進撃の立役者であるブルペンは変わらぬクオリティを誇り、大エースであるタリック・スクーバルに率いられる先発ローテも好調。スペンサー・トーケルソンとライリー・グリーンを筆頭に、平均以上の攻撃力を持つ打者がズラリと並ぶ打線も脅威だ。
今日3本塁打を放ったカーペンターは、昨季の大活躍と比べるとまだ本調子とはいえないが、ここからカーペンターが打ち出せばさらに手強い打線になるに違いない。加えて、今日から好守の正中堅手パーカー・メドーズが戦線に復帰し、いきなり好プレーと2安打の活躍。今季のタイガースを悩ませてきた数少ない問題である中堅手の不在も解消されれば、さらに加速していく可能性もある。