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メッツがドジャースを接戦で退ける 大谷はMLBトップ23号&同点犠飛

2025.6.3 14:14 Tuesday

【メッツ4-3ドジャース】延長10回@ドジャー・スタジアム

 日本時間6月3日、ナ・リーグ東地区首位・メッツと西地区首位・ドジャースの3連戦がロサンゼルスで今日からスタート。昨季のナ・リーグ優勝決定シリーズのリマッチとなるこの対決の初戦は、延長戦の末、メッツに軍配が上がった。0対2とリードされたドジャースは7回、大谷翔平の両リーグトップタイの23号ソロで追い上げ、最終回に大谷の犠牲フライで試合を振り出しに。試合は延長戦に突入し、フランシスコ・アルバレスとフランシスコ・リンドーアのタイムリーでメッツが勝ち越し。ドジャースの反撃を凌ぎ、4対3で逃げ切った。

 メッツ先発のポール・ブラックバーンは、故障から復帰して今日が今季初登板。しかしブランクを感じさせない好投を披露し、5回までドジャース打線を無失点に抑えきった。球速は遅くとも、カッターやシンカーを駆使してゴロを打たせ、ブレーキングボールで空振りを奪い、老獪にドジャース打線をかわし続けた。

 メッツ打線もブラックバーンを援護。ドジャース先発のダスティン・メイも素晴らしい投球を見せるなか、フランシスコ・リンドーアの先頭打者弾、5回のブランドン・ニモのタイムリー二塁打で2点を入れ、わずかなチャンスを逃さなかった。

 試合はメッツが2対0とリードしたまま終盤に突入。7回二死走者なしの局面で、打席には大谷翔平を迎える。大谷は初球のカーブを捉え、打球速度約183キロ・飛距離約129メートルの特大弾を放った。1対2と追い上げたドジャースは最終回にも2本の安打を起点として、一死1・3塁で大谷を迎える絶好機を作る。そこでも、大谷はメッツの守護神エドウィン・ディアスの剛速球を捉え、レフトへ大きな犠牲フライ。ドジャースは土壇場で2対2の同点に追いついた。

 試合はそのままタイブレークに突入。メッツはフランシスコ・アルバレスがライトオーバーのタイムリー二塁打でまず勝ち越し、続くリンドーアもタイムリーで続き、2点を勝ち越した。ドジャースはその裏、アンディ・パヘスのタイムリーで1点を返したが、反撃はそこまで。メッツが4対3でドジャースを退け、昨秋のリベンジを果たした。

 大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場し、4打数1安打(1本塁打)だった。第1、2打席はブラックバーンのブレーキングボールに空振り三振、第3打席は二死1・2塁のチャンスで迎えるもセカンドゴロに打ち取られるなど、過去9打数4安打と得意としていたブラックバーンに苦しんだ。しかし、第4打席は両リーグトップタイに並ぶ23号ソロ、第5打席は同点の犠牲フライを放った。今季成績は打率.292、OPS1.047となっている。


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