マリナーズがランディ・ジョンソンの「51」を永久欠番にすると発表
2025.6.4 08:55 Wednesday
日本時間6月3日、マリナーズは殿堂入りの名左腕ランディ・ジョンソンの背番号「51」を永久欠番にすることを発表した。セレモニーは2026年シーズン中に行われ、そのセレモニーを経て、正式に永久欠番となる。マリナーズは今年アメリカ野球殿堂入りを決めたイチローの背番号「51」を永久欠番にすることをすでに発表しており、イチローの永久欠番セレモニーは日本時間8月10日に行われる予定。「51」はイチローとジョンソンの「ダブル欠番」となる。
マリナーズの永久欠番は、全球団共通のジャッキー・ロビンソンの「42」を除くと、ケン・グリフィーJr.の「24」、エドガー・マルティネスの「11」に続いて、イチローとジョンソンの「51」が3・4人目。マリナーズは永久欠番に関して厳しい基準を設けており、「マリナーズに5年以上在籍し、アメリカ野球殿堂入りを果たした人物」もしくは「キャリアの大部分をマリナーズで過ごし、アメリカ野球殿堂入りに迫った人物」に限っている。
ジョンソンはメジャー22年間で通算303勝166敗2セーブ、防御率3.29、4875奪三振をマークした名左腕で、サイ・ヤング賞を5度受賞。ダイヤモンドバックス時代の2001年にはワールドシリーズMVPにも輝いている。マリナーズでは10年間プレーし、130勝74敗2セーブ、防御率3.42、2162奪三振を記録。球団史上初のノーヒッターを達成したほか、自身初のサイ・ヤング賞はマリナーズ時代の1995年に受賞したものだ。
当初はイチローの殿堂入りが決まった時点で、イチローとジョンソンの「ダブル欠番」が発表されるとの見方もあったが、イチローだけのセレモニーの場を設けるために、ジョンソン自身が「2026年シーズンまで待つこと」を球団に提案したという。なお、ジョンソンは背番号「51」の「後輩」であるイチローのセレモニーを見守るため、セレモニー開催日にはT-モバイル・パークに姿を見せる予定であることを明かした。