ヤンキースに痛手 抑えのウィーバーが左ハムストリング痛でIL入り
2025.6.4 09:43 Wednesday
日本時間6月4日、ヤンキースは救援右腕ルーク・ウィーバーを左ハムストリング痛で15日間の故障者リストに登録したことを発表した。ウィーバーは昨季からヤンキースのブルペンに不可欠な戦力となり、今季は開幕直後に大不振だったデビン・ウィリアムスに代わってクローザーを務めていたため、ウィーバーの離脱はヤンキースにとって小さくない痛手となるだろう。なお、アーロン・ブーン監督は故障の程度や復帰時期について言及を避けており、詳細は不明となっている。
米スポーツ専門チャンネル「ESPN」はウィーバーの左ハムストリング痛が「グレード2」であり、復帰までには「4~6週間かかる見込み」と報じている。一方、ブーン監督は「楽観的過ぎる」と認めつつも、ウィーバーに対して「最短の15日で戻ってきてほしい」と伝えたようだ。現実的にはウィーバーが最短の15日で復帰するのは難しいとみられる。
現在31歳のウィーバーはヤンキース2年目の昨季に大ブレイク。62試合に登板して84イニングを投げ、7勝3敗4セーブ、22ホールド、防御率2.89、103奪三振という素晴らしい活躍を見せただけでなく、ポストシーズンでは不振のクレイ・ホームズ(現メッツ)に代わってクローザーに抜擢された。今季も24試合で1勝1敗8セーブ、6ホールド、防御率1.05と見事なパフォーマンスを見せている。
ウィーバーが離脱したことにより、ブーン監督はセーブ機会の大部分をウィリアムスに与える方針のようだ。ブリュワーズからトレードで加入し、絶対的守護神として期待されていたウィリアムスだが、今季最初の10登板で防御率11.25と大不振。日本時間4月26日のブルージェイズ戦で今季初のセーブ失敗を喫し、クローザー失格となった。しかし、それ以降は15登板で防御率3.29と復調傾向。ウィーバーの離脱もあり、クローザー復帰のチャンスを得ることになった。