ロッキーズが今季初のカード勝ち越し 不名誉なメジャー記録をストップ
2025.6.4 10:33 Wednesday
【ロッキーズ3-2マーリンズ】@ローンデポ・パーク
日本時間6月4日、ロッキーズは敵地ローンデポ・パークでのマーリンズ3連戦の2戦目を迎え、接戦の末に3対2で勝利。あすの最終戦を残して3連戦の勝ち越しが決まり、ロッキーズにとって今季初のカード勝ち越しとなった。ロッキーズ4番手のビクター・ボドニックが今季初勝利(1敗)を挙げ、5番手のセス・ハルバーセンは3セーブ目を記録。マーリンズ3番手のアンソニー・ベンダーは決勝弾を浴び、4敗目(1勝)を喫した。
前日の試合に勝利し、ようやく今季10勝目を挙げたロッキーズ。マーリンズ3連戦の残り2試合のうち1試合に勝利すれば、昨季から継続中の「22カード連続負け越し」のメジャーワースト記録を止めることができるが、3対2で接戦を制し、不名誉なメジャー記録に終止符を打った。
3回裏にヘスス・サンチェスとカイル・スタワーズのタイムリーで2点を先制されたものの、5回表にマーリンズ先発のサンディ・アルカンタラから一死1・3塁のチャンスを作り、ジョーダン・ベックのタイムリーとタイロ・エストラーダの犠飛で同点に。7回裏二死1・2塁のピンチを切り抜けると、8回表に主砲ハンター・グッドマンの10号ソロが飛び出し、これが決勝点となった。
決勝弾を放ったグッドマンはメジャー3年目の25歳の捕手。マイナーで2022年に36本塁打、翌2023年にも34本塁打を放った強打が魅力であり、捕手登録ながらDHで起用される試合も多い。昨季は70試合で13本塁打を放ちながら打率.190と粗さばかりが目立ったが、今季は59試合で打率.277、10本塁打、OPS.802と急成長。自慢の強打を武器に、ロッキーズ打線を牽引する働きを見せている。