菊池雄星6回途中8安打3失点で2勝目ならず エンゼルスは延長戦制す
2025.6.4 11:24 Wednesday
【エンゼルス4-3レッドソックス】延長10回@フェンウェイ・パーク
日本時間6月4日、エンゼルスは敵地フェンウェイ・パークでのレッドソックス3連戦の2戦目を迎え、延長戦の末に4対3で勝利。あすの最終戦を残して3連戦の勝ち越しを決めた。エンゼルス5番手のケンリー・ジャンセンが今季初勝利(2敗)を挙げ、6番手のリード・デトマーズは1点のリードを守ってメジャー初セーブを記録。レッドソックス5番手のザック・ケリーは決勝点を献上し、2敗目(1勝)を喫した。
エンゼルスはエースの菊池雄星が今季13度目の先発登板。2回裏二死1塁からセダン・ラファエラに二塁打を浴びたものの、中堅ジョー・アデルから遊撃ザック・ネト、捕手トラビス・ダーノーとつなぐ見事な中継リレーで一塁走者の生還を阻止し、菊池は失点を免れた。
3回表に3点を先制してもらった菊池はその裏、無死1・3塁からジャレン・デュランのタイムリー二塁打で1点を失ったものの、その後の満塁のピンチは脱出。制球に苦しみながらも5回まで抑え、勝利投手の権利を手にしたが、6回裏無死1塁からラファエラに5号同点2ランを浴び、6回途中まで99球を投げて被安打8、奪三振5、与四球5、失点3という内容で降板した(防御率3.23)。
試合は両軍とも決め手を欠き、3対3の同点のまま延長戦へ。エンゼルスは10回表無死満塁からテイラー・ウォードの併殺打の間に1点を奪うだけにとどまったが、その裏を6番手のデトマーズが三者凡退に抑え、4対3で延長戦を制した。好リリーフのデトマーズはメジャー初セーブを記録。合計5イニングを2安打無失点に抑えたエンゼルス救援陣の頑張りが光った一戦だった。