菅野智之7回1失点の快投で5勝目 オリオールズは今季初の4連勝
2025.6.4 13:15 Wednesday
【オリオールズ5-1マリナーズ】@T-モバイル・パーク
日本時間6月4日、オリオールズは敵地T-モバイル・パークでのマリナーズ3連戦がスタート。その初戦は先発の菅野智之の好投もあって5対1で勝利し、今季初となる4連勝を達成した。菅野は7回90球を投げて被安打5、奪三振5、与四球1、失点1と安定したピッチングを見せ、5勝目(3敗)をマーク。マリナーズ先発のジョージ・カービーは5回8安打2失点で3敗目(0勝)を喫した。
チームの今季初となる4連勝がかかるマウンドで菅野が見事なパフォーマンスを見せた。ラモン・ウリアスの犠飛で先制してもらった直後の1回裏はマリナーズの1~3番を三者凡退。2回裏二死からラウディ・テレズに9号同点ソロを浴びたものの、3回裏一死1塁の場面ではスプリッターでホルヘ・ポランコを3-6-1の併殺打に仕留めた。
4回裏を無失点に抑えると、味方打線が5回表にライアン・オハーンのタイムリーで勝ち越し。5回裏を三者凡退に抑えてリズムを作り、6回表先頭のコルトン・カウザーの2号ソロを呼び込んだ。6回裏は連打で無死1・2塁のピンチとなったが、フリオ・ロドリゲスから見逃し三振を奪い、強打者カル・ローリーを4-6-3の併殺打に打ち取ってピンチ脱出。7回裏は再び三者凡退に斬って取り、90球で7イニングを投げ抜いた(防御率3.04)。
オリオールズは3対1と2点リードで迎えた8回裏、2番手のブライアン・ベイカーが一死1・3塁のピンチを招いたものの、ポランコとロドリゲスを抑えて無失点。9回表にヘストン・カースタッドのタイムリー二塁打などで追加点を奪うと、4点リードの最終回は守護神フェリックス・バティースタが締めくくり、チームとして今季初の4連勝を達成するとともに、菅野には今季5勝目が記録された。
なお、米公式サイト「MLB.com」でオリオールズを担当するジェイク・リル記者は、菅野がオールスター・ゲームに選ばれる可能性に言及。現在の調子を維持できれば、十分にチャンスはありそうだ。