カブスが完勝でナショナルズ3連戦に勝ち越し 鈴木はマルチ安打
2025.6.6 13:09 Friday
【カブス7-1ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク
日本時間6月6日、カブスは敵地でのナショナルズ3連戦の最終戦に完勝し、シリーズを2勝1敗で勝ち越した。カブスのイアン・ハップが3安打4打点、守備でも補殺を決める大活躍でチームを牽引。投手陣もオープナーの後を受けたコリン・レイが5回1/3を途中無失点で4勝目(2敗)をマークした。ナショナルズは先発のジェイク・アービンが5回3失点と粘りのピッチングを見せるも、2敗目(5勝)。攻守両面でカブスがナショナルズを凌駕する試合となった。
カブスは初回、4番ピート・クロウ=アームストロングが16号2ランを放って先制。2回には1番ハップがタイムリー二塁打を放って3点目をもたらした。そして6回には再びハップが無死1塁で4号2ランを放ち、リードを5対0に拡大。9回にもチャンスを作ると、追加点をもたらすタイムリーを放ったのはまたもやハップだった。
投手陣はオープナーのドリュー・ポメランツが1回を無失点に抑えると、バルクガイを務めたレイが5回1/3を無失点の好投。そして、そのレイからピンチを引き継いだ3番手のケイレブ・シールバーは、二死満塁でCJ・エイブラムスを見逃し三振に切って取り、窮地を脱した。カブス投手陣によるその日唯一の三振が、最も必要な場面で飛び出した。そして最後はブラッド・ケラー、ライアン・プレスリーと繋ぎ、カブスは7対1で完勝。得失点差は30球団唯一の3ケタとなる+106点であり、カブスが攻守両面で秀でているのをよく示している。
大活躍を見せたハップは、5月上旬に故障者リストに入っていた影響もあり、今日の本塁打が約1ヶ月ぶりの一発だった。さらに2回に放ったタイムリー二塁打によって、キャリア通算500打点に到達。守備でも持ち前の正確な送球力を見せ、二塁打を目指した打者走者を刺してみせた。
カブスの鈴木誠也は「2番・右翼」でスタメン出場し、第1打席は空振り三振、第2打席はセカンドフライ、第3打席はレフト前ヒット、第4打席はライト前ヒット、第5打席は四球だった。今季成績は打率.270、OPS.883となっている。