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低迷ブレーブスがジャイアンツにサヨナラ負け キンブレルが復帰戦

2025.6.7 17:55 Saturday

【ブレーブス4-5×ジャイアンツ】延長10回@オラクル・パーク

 日本時間6月7日、4連敗中のブレーブスはナ・リーグ西地区3位ジャイアンツの本拠地に乗り込み、今日から3連戦がスタート。その初戦は2点ビハインドの7回にマット・オルソンの2ラン本塁打で追いついたものの、延長戦の末、サヨナラ暴投でジャイアンツに敗れた。また、今日の試合で10年ぶりの古巣復帰となるクレイグ・キンブレルが登板。37歳の名守護神は停滞するチームを救えるだろうか。

 ジャイアンツは初回、ブレーブス先発の好投手スペンサー・シュウェレンバックの立ち上がりにつけ込んだ。無死1・3塁のチャンスから3番ウィルマー・フローレスがタイムリーを放つと、犠牲フライと暴投の間にさらに2点を追加。初回に一気に3点を挙げた。

 しかし4回、ブレーブスもショーン・マーフィーの犠牲フライとマイケル・ハリス2世のタイムリーで2点を返す。5回にジャイアンツはドミニク・スミスの今日2本目の犠牲フライで追加点。ブレーブスは2点のビハインドを背負ったが、7回に3番マット・オルソンが13号2ランを放ち、試合を振り出しに戻した。

 試合は同点のまま延長戦に突入したが、前日に勝利確率99.9%の局面から逆転負けを喫したブレーブスのブルペンでは、やや分が悪かった。4番手のピアース・ジョンソンは二死3塁まで漕ぎ着けたが、1ボール2ストライクと追い込んだ状況から4球目をワイルドピッチ。捕手のショーン・マーフィーもこれを止められず、三塁走者がサヨナラのホームを踏んだ。

 ブレーブスはこれで5連敗で借金8。開幕の大型連敗を乗り越え、一時は勝率5割に復帰するなど健闘は見せた。しかし、スーパースターのロナルド・アクーニャJr.が復帰したにもかかわらず、最近は停滞している。

 停滞の一因であるブルペンの救世主として期待されるのが、今日久々にブレーブスのユニフォームで投球したクレイグ・キンブレルだ。37歳のキンブレルは通算440セーブの名守護神。キャリアをスタートさせたのはブレーブスで、そこで新人王など様々な栄誉に輝いてきた。

 今日は1回を無失点に抑え、上々の出だしとなった。しかし、かつて160キロを平然と叩き出していた豪速球は、今日は平均が約148キロ。2人の走者を許し、牽制でアウトを奪ってゼロで切り抜けた。ブレーブス番記者のマーク・ボーマンは「彼が頼りになるハイレバレッジの武器となるという確信は得られなかった」と手厳しくキンブレルのパフォーマンスを評価。停滞するチームをかつての名守護神が救えば、これ以上ないストーリーラインとなるが…。


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