ドジャース連敗 タイムリー欠乏症の打線が好投した山本を援護できず
2025.6.8 08:09 Sunday
【ドジャース1-2xカージナルス】@ブッシュ・スタジアム
日本時間6月8日、ドジャースは敵地ブッシュ・スタジアムでのカージナルス3連戦の2戦目を迎え、前日に続いてまたも打線が機能せず、1対2でサヨナラ負け。6回4安打無失点の好投を見せた山本由伸を援護できなかった。カージナルス4番手のライアン・ヘルズリーが3勝目(0敗)を挙げ、ドジャース3番手のベン・カスパリアスは今季初黒星(4勝)。なお、ドジャースの大谷翔平は9回表にラッキーな内野安打を放ち、4打数1安打1四球だった。
前日の試合では10安打を放ちながらも完封負けを喫したドジャース。今日もカージナルスと同じ9安打を放ったが、得点圏で12打数ノーヒットと「タイムリー欠乏症」を解消することはできず、サヨナラ負けでカージナルス3連戦の負け越しが決まってしまった。
先発の山本はエースとして、期待に応えるピッチングを見せた。1回裏一死1・2塁、2回裏二死満塁、5回裏一死1・2塁と3度のピンチがあったものの、要所を抑えて無失点。初対戦となったラーズ・ヌートバーから2つの三振を奪うなど、6回94球を投げて被安打4、奪三振9、与四球2、無失点の好投を見せ、今季の防御率は2.20となった。
しかし、打線は毎回のように走者を出しながらもタイムリーが出ず、8回表終了時点で0対0。8回裏にアレック・バーレソンのタイムリーで先制され、9回表にラッキーな内野安打で出塁した大谷が暴投で生還して同点に追いついたものの、9回裏無死1・3塁から代打ノーラン・アレナドにサヨナラ打を浴び、1対2で敗れた。
ドジャース打線は日本時間6月1日のヤンキース戦で18対2の大勝を収めたあと、7試合で20得点(1試合平均2.9点)と思うように得点をあげることができていない。これは得点圏打率.136(59打数8安打)という「タイムリー欠乏症」が原因だ。今日の試合でも3回表二死満塁の好機でウィル・スミスが凡退。7回表一死1・2塁の場面ではフレディ・フリーマンが痛恨の併殺打に倒れるなど、結局タイムリーは最後まで1本も出なかった。
大谷は「1番・DH」でスタメン出場し、9回表に二塁ベース直撃の内野安打を放って同点のホームを踏むなど4打数1安打1四球1得点。今季の打撃成績は打率.294、OPS1.023となっている。