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フィリーズがハーパーのIL入りを発表 昨季と同じ右手首の故障

2025.6.8 08:33 Sunday

 日本時間6月8日、フィリーズは正一塁手ブライス・ハーパーを右手首の炎症で10日間の故障者リストに登録したことを発表した。日本時間5月28日のブレーブス戦でスペンサー・ストライダーから右ひじに死球を受けたあと、5試合を欠場して復帰したハーパーだが、それ以前から右手首の不調に悩まされていたという。昨季の後半戦も右手首の不調を抱えながらのプレーを強いられたが、それと同じ箇所の故障であることが明らかになっている。

 昨季のハーパーは前半戦で打率.301、21本塁打、61打点、OPS.982の好成績を残したものの、後半戦は打率.266、9本塁打、26打点、OPS.793と大きく失速。これは右手首の故障を抱えたままプレーを継続したことが原因だった。フィリーズは今回、昨季とは異なるアプローチをとり、ハーパーを故障者リストに登録することを選択。ハーパーは「ボールを打ったり、野球のプレーができないところまで来てしまった。だから、正常な状態に戻すために時間を取るには適切なタイミングだと思う」と戦線離脱を受け入れた。

 ハーパーによると、右手首の状態はスイングするたびに痛みを感じるほどに悪化していたという。「タフなことだ。試合に出たいからイライラするよ。プレーできないのは好きじゃない。でも、このままプレーを続けるのも良くないことなんだ」とハーパー。今季は打率.258、9本塁打、34打点、OPS.814と思うような活躍ができておらず、このままプレーを続けるのはチームにとっても自分自身にとっても得策ではないと判断したようだ。

 気になるのはハーパーがいつ復帰できるのかということ。ハーパーによると、昨年12月には右手首の痛みが消えていたようだが、これはシーズン終了から約2ヶ月を要したことを意味する。今回はオフシーズンではなく、球団スタッフによる治療を行うことができるため、フィリーズはそれほど長くはかからないと考えているようだ。ロブ・トムソン監督は「早く復帰してくれることを望んでいるよ」とハーパーの早期復帰に期待を寄せた。


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