レンジャーズ・デグロムが7回2安打無失点で6勝目 防御率は2.12に
2025.6.8 10:19 Sunday
【レンジャーズ5-0ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク
日本時間6月8日、レンジャーズは敵地ナショナルズ・パークでのナショナルズ3連戦の2戦目を迎え、ジェイコブ・デグロムの好投もあって5対0で快勝。連敗を4で止め、3連戦の対戦成績は2戦目を終えて1勝1敗となった。デグロムは7回81球を投げて被安打2、奪三振8、無四球、無失点という快投で6勝目(2敗)をマーク。ナショナルズ先発のミッチェル・パーカーは6回4安打2失点(自責点1)ながら6敗目(4勝)を喫した。
連敗ストップを目指すレンジャーズは、初回に一死1・2塁のチャンスを作り、マーカス・セミエンのタイムリーに相手のミスが絡んで2点を先制。2点リードのまま迎えた8回表にはセミエンのタイムリー二塁打とアドリス・ガルシアのタイムリーでダメ押しの3点を奪い、5対0で快勝した。
その勝利の立役者となったのは、もちろん先発のデグロムだ。2回裏に二死1・2塁のピンチがあったものの、それ以外のイニングはすべて打者3人で終わらせる見事なピッチング。ブルース・ボウチー監督も「彼のプレーは飽きないよ。私は彼のファンなんだ。ボールの威力だけでなく、制球力や投球術も素晴らしい。こんな投手はめったにいない。だからこそ、彼のスタッツは素晴らしいんだ」と絶賛した。
2度目のトミー・ジョン手術を経て、昨季終盤に試運転を済ませたデグロムは、今季の開幕から先発ローテーションの一角を担っており、ここまで13先発で6勝2敗、防御率2.12と見事なパフォーマンスを披露。意図的に出力を抑えている関係で、奪三振率は9を下回っているが、それでも防御率2.12はリーグ6位の好成績である。故障さえなければ、6年ぶり3度目となるサイ・ヤング賞のチャンスもありそうだ。