アストロズの元有望株ウィットリーがDFAに 2016年ドラフト1巡目指名
2025.6.9 01:45 Monday
日本時間6月9日、アストロズは2016年ドラフト1巡目指名の元有望株フォレスト・ウィットリーをDFAとしたことを発表した。ガーディアンズ戦に先発するブランドン・ウォルターの昇格に伴い、アクティブ・ロースターの枠を空けるための措置となる。ドラフト全体17位指名でプロ入りし、未来のエース候補として大きな期待を背負ったウィットリーだが、相次ぐ故障や薬物規定違反による出場停止など、期待に応えることはできなかった。
現在27歳のウィットリーはリリーフに転向した昨季マイナーで好成績を残し、プロ入り9年目にして念願のメジャーデビュー。しかし、今季は左ひざの状態が思わしくなく、ここまで5試合の登板にとどまっており、7回1/3を投げて防御率12.27、被打率.281、WHIP2.05と結果を残せなかった。
毎年のようにプロスペクト・ランキングに名を連ねていたウィットリーだが、2021年にトミー・ジョン手術を受けるなど、メジャーデビューまでには予想以上に時間を要した。また、2018年には薬物規定違反が発覚し、マイナーで50試合の出場停止処分を受けたこともあった。
DFAとは「Designate for Assignment」の略で、選手をロースターの40人枠から外す措置のことを指す。ある選手をDFAとした球団は、その選手を7日以内にトレードするか、リリース(解雇)するか、ウエーバー公示する必要がある。なお、ウィットリーはマイナー・オプションが残っていないため、他球団がトレードやウエーバーでウィットリーを獲得した場合、アクティブ・ロースターに入れなければならない。