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Rソックスの有望株が497フィートの超特大アーチ 早期昇格待望論も

2025.6.9 02:09 Monday

 日本時間6月8日、超有望株ロマン・アンソニー(レッドソックス)がマイナーAAA級の試合で飛距離497フィート(約151.5メートル)の超特大グランドスラムを放ち、球界を騒然とさせた。この打球は初速115.6マイル(約186キロ)を計測し、飛距離はメジャーとマイナーを通じて今季最長。スタットキャストが導入された2015年以降、この飛距離を上回る本塁打を放ったメジャーリーガーはノマー・マザラ、C・J・クロン、ジャンカルロ・スタントン、クリスチャン・イェリッチの4人しかいない。

 現在21歳のアンソニーは米公式サイト「MLB.com」のプロスペクト・ランキングで全体1位に選ばれている超有望株だ。昨季の時点でマイナー最上位のAAA級に到達しており、今季はAAA級で57試合に出場して打率.290、10本塁打、29打点、出塁率.421、OPS.916をマーク。「マイナーでやり残したことはない」に近い状態まできており、米メディアのあいだでは「早くメジャーに上げるべき」との声も出始めている。

 アンソニーの魅力は、毎年のように打率3割&30本塁打を期待できる打力を持ちながら、センターを務められるだけの守備・走塁能力も兼備しているところ。特に打撃の完成度は高く、まだ21歳であるにもかかわらず、今季の四球率が18%を超えるなどアプローチも極めて優秀だ。

 米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、打撃不振に苦しんでいる有望株クリスチャン・キャンベルとの入れ替えでアンソニーをメジャーに昇格させることを提言。「レッドソックスにとってベストの守備陣形は、左翼にアンソニー、中堅にジャレン・デュラン、右翼にウィルヤー・アブレイユを置き、セダン・ラファエラとデービッド・ハミルトンを二塁で併用することだ」と主張した。ローゼンタール記者だけでなく、多くの野球ファンが待望するアンソニーのメジャー昇格の瞬間は、いつ訪れるのだろうか。


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