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パイレーツがフィリーズ3連戦をスイープ スキーンズは8回途中1失点

2025.6.9 09:24 Monday

【フィリーズ1-2パイレーツ】@PNCパーク

 日本時間6月9日、パイレーツは本拠地PNCパークでのフィリーズ3連戦の最終戦を迎え、接戦の末に2対1で勝利。強豪フィリーズを相手に3連戦のスイープを成し遂げた。先発のポール・スキーンズが8回途中まで97球を投げて被安打2、奪三振7、与四球1、失点1(自責点0)の好投を見せ、2番手のブラクストン・アッシュクラフトは記念すべきメジャー初勝利をマーク。フィリーズ先発のクリストファー・サンチェスは8回途中6安打2失点の力投も2敗目(5勝)を喫した。

 強豪フィリーズを相手に3連戦のスイープを成し遂げる立役者となったのは2人の若手右腕だった。まずは先発のスキーンズ。先制してもらった直後の3回表にエラー絡みで同点に追いつかれたものの、8回途中までフィリーズ打線をわずか2安打に抑える見事なピッチング。防御率は1.88まで向上し、今季14先発で91イニングを投げて被安打56(被打率.173)、奪三振92、WHIP0.84など、素晴らしいスタッツが並んでいる。

 勝利投手となったのは、2番手として登板した新人右腕のアッシュクラフト。8回裏にアンドリュー・マカッチェンのタイムリーで勝ち越したことにより勝利投手の権利を得ると、9回表は一死1・2塁のピンチとなったものの、アレック・ボームをセカンドゴロ併殺打に仕留めてリードを守り抜いた。

 スキーンズは「彼はやるべきこと、自分にできることをやっている。それはとても素晴らしいこと」とメジャー初勝利を挙げたアッシュクラフトの働きぶりを称賛。アッシュクラフトは「監督が僕を信頼してくれた。これからも信頼を積み重ねていきたい」とドン・ケリー監督への感謝を述べ、指揮官も「雨が降るなかでイニングの途中から登板し、イニングを跨いで相手の上位打線を抑えたのは素晴らしい」と新人右腕のピッチングを称えた。


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