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2025年のMLBドラフトは2日間の開催へ 従来の3日間から日程を短縮

2025.6.10 09:21 Tuesday

 日本時間6月10日、MLB機構は2025年のMLBドラフトを日本時間7月14~15日の2日間で開催することを発表した。従来のMLBドラフトは3日間にわたって行われていたが、そのスケジュールが短縮されることになる。なお、MLBドラフトは以前は6月に行われていたが、2021年からオールスター・ウィークのイベントの一環として開催されることになり、開催時期が7月に移動。今年のオールスター・ウィークはブレーブスの本拠地アトランタが開催地となっている。

 MLBドラフトの1日目は105人の選手が指名を受ける。これは各球団の1~3巡目のほか、FA移籍に伴う補償指名権、戦力均衡ラウンドAとBの指名権、有望株昇格のインセンティブとして与えられる指名権をトータルしたものだ。「ESPN」と「MLBネットワーク」では全体43位までの指名をアトランタから生中継する予定となっている。MLBドラフトの2日目は4巡目から20巡目までの指名が一気に行われる。

 MLBドラフトの指名順のうち、全体1~6位まではロッタリーによって決定されており、今年の全体1位指名権はナショナルズが獲得。2位エンゼルス、3位マリナーズ、4位ロッキーズ、5位カージナルス、6位パイレーツと続き、全体7位以降は原則として昨季の勝率が低い順に指名権が与えられている。ナショナルズは今回が3度目の全体1位指名権となるが、過去2度はスティーブン・ストラスバーグ(2009年)とブライス・ハーパー(2010年)を指名しており、今年は未来のスーパースター候補として誰を指名するか注目される。

 なお、MLBドラフトの1日目はオリオールズとレイズが最多となる6個の指名権を持つ。特にオリオールズはコービン・バーンズとアンソニー・サンタンデールがFAで流出したことにより、全体31位までに3個の指名権を持っている(19位・30位・31位)。これに続くのは、ガーディアンズ、ロイヤルズ、ブリュワーズの5個。ロイヤルズは昨季ボビー・ウィットJr.がMVP投票の3位以内に入ったため、追加の指名権を得ることになった。


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