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マーリンズのエース候補・ペレスが2年ぶりのメジャー復帰も敗戦投手に

2025.6.10 11:21 Tuesday

【マーリンズ3-10パイレーツ】@PNCパーク

 日本時間6月10日、マーリンズは敵地でのパイレーツ3連戦がスタート。その初戦でエース候補の若手右腕エウリー・ペレスが2年ぶりのメジャー復帰を果たしたが、試合は3対10の大敗となった。パイレーツ3番手のケイレブ・ファーガソンが2イニングをパーフェクトに抑える好リリーフで2勝目(0敗)をマーク。ペレスは3回70球を投げて被安打4、奪三振5、与四球2、失点4で降板し、今季初黒星(0勝)を喫した。

 2023年に鮮烈なメジャーデビューを飾りながらもトミー・ジョン手術で長期離脱していたペレスが2023年9月以来となるメジャーのマウンドに戻ってきた。先頭のオニール・クルーズを低めのスライダーで空振り三振に仕留めるなど、初回は三者凡退の立ち上がり。オットー・ロペスの6号ソロで先制してもらった直後の2回裏は、二死からアダム・フレイジャーにヒットを許したが、この回も無失点に抑えた。

 しかし、3回裏に四球絡みで無死満塁のピンチを招き、アンドリュー・マカッチェンのタイムリー内野安打で同点に。次打者ブライアン・レイノルズには走者一掃の3点タイムリー三塁打を浴び、この回限りで降板となった。結果は満足できるものではなかったが、最速99.7マイル(約160.5キロ)を計測するなど、力強いピッチングは健在。22歳のエース候補は完全復活に向けて、まずまずのスタートを切ったと言えるだろう。

 試合はその後、パイレーツが着実に追加点を奪い、10対3で大勝。今季2番目に多い15安打を放ち、2ケタ得点は今季3度目となった。マーリンズはペレスのあとを継いだ2番手のジャンソン・ジャンクが4回9安打5失点と誤算。打線も得点圏で10打数1安打と決め手を欠いた。


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