首位攻防3連戦の初戦はドジャースが熱戦を制す 大谷6試合連続安打
2025.6.10 13:54 Tuesday
【ドジャース8-7パドレス】延長10回@ペトコ・パーク
日本時間6月10日、ナ・リーグ西地区の首位を争うドジャースとパドレスがついに今季初対戦。注目の3連戦の初戦は互いに一歩も譲らぬ熱戦となり、延長戦の末に8対7でドジャースが勝利した。ドジャース4番手のカービー・イェーツが4勝目(2敗)を挙げ、5番手のタナー・スコットは12セーブ目を記録。パドレス7番手のワンディ・ペラルタは今季初黒星(3勝)を喫した。なお、ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」で5打数1安打1四球。パドレスの松井裕樹は1回2安打1失点だった。
ダスティン・メイ(ドジャース)とニック・ピベッタ(パドレス)のマッチアップで始まった一戦は、ドジャースが初回先頭の大谷の二塁打からチャンスを迎え、フレディ・フリーマンのタイムリー二塁打とウィル・スミスの犠飛で2点を先制。しかし、パドレスも1回裏に連打で無死1・2塁のチャンスを作り、マニー・マチャドのタイムリー二塁打とジャクソン・メリルの犠飛で同点に追いついた。
2回裏にはパドレスが足を絡めた攻撃で1点を勝ち越し。ドジャースは直後の3回表にテオスカー・ヘルナンデスの犠飛で追いつき、スミスの6号2ランで勝ち越しに成功したが、パドレスは3回裏二死満塁からタイラー・ウェイドがライトへの3点タイムリー三塁打を放ち、再びリードを奪った。
パドレスは1点リードの5回表に2番手の松井を投入。先頭打者にヒットを許したあと、二死を取った松井だが、自身の暴投もあり、二死2塁のピンチに。ここでキム・ヘソンにライトへのタイムリー二塁打を浴び、6対6の同点に追いつかれた。松井はその後、大谷をファーストゴロに打ち取って1回2安打1失点。4試合ぶりの失点を喫し、今季の防御率は3.38となった。
両軍リリーフ陣の好投もあり、試合は6対6のまま終盤に突入。ドジャースは8回表二死から大谷がエラーで出塁し、ムーキー・ベッツが敬遠されて二死1・2塁のチャンスとなったが、フリーマンが空振り三振に倒れ、勝ち越し点を奪うことができなかった。
試合は同点のまま延長戦へ。ドジャースは10回表にアンディ・パヘスのタイムリー二塁打とトミー・エドマンのタイムリーで2点を勝ち越し。その裏、パドレスがメリルのタイムリー二塁打で1点を返したが、スコットが辛くもリードを守り抜き、ドジャースは8対7で同地区ライバルのパドレスを破った。
ドジャースの大谷は「1番・DH」でスタメン出場し、5打数1安打1四球。初回先頭の第1打席で右中間への二塁打を放ち、第2打席は見逃し三振、第3打席は四球、第4打席は松井と対戦してファーストゴロ、第5打席は投手のエラー、第6打席はショートゴロだった。連続試合安打を6に伸ばし、今季の打撃成績は打率.291、出塁率.387、OPS1.015となっている。