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ブリュワーズの有望株ミジオロウスキーがメジャー昇格へ 最速103マイル

2025.6.11 08:46 Wednesday

 日本時間6月11日、ブリュワーズが有望株ジェイコブ・ミジオロウスキーをメジャーへ昇格させる方針を固めたことが明らかになった。身長201センチのミジオロウスキーは最速103マイルの速球が魅力の剛球右腕。米公式サイト「MLB.com」のプロスペクト・ランキングでは球団4位・全体68位という高い評価を受けている。同サイトによると、ミジオロウスキーは日本時間6月13日から始まるカージナルス4連戦の初戦に先発する予定となっているようだ。

 現在23歳のミジオロウスキーは2022年ドラフト2巡目(全体63位)指名でブリュワーズに入団。今季はマイナー最上位のAAA級で13試合(うち12先発)に登板して63回1/3を投げ、4勝2敗、防御率2.13をマークしている。与四球率4.41という数字が示すように、制球力が課題ではあるものの、奪三振率11.37、被打率.175と相手打者を制圧できる支配的なピッチングは非常に魅力的だ。

 ミジオロウスキーは昨季途中にAA級からAAA級へ昇格し、AAA級では主にリリーフを務めていた。当初はリリーバーとしてメジャーに昇格させるプランもあったようだが、ブリュワーズは改めて先発投手として育成する方向へと方針転換。今季は日本時間5月16日の試合で6回に103マイルを計測するなど、試合中盤以降も突出した球速を維持できるようになっており、メジャー昇格は時間の問題だった。

 今季のブリュワーズ先発陣は多くの故障者を抱えながらも、チャド・パトリック、クイン・プリースター、ローガン・ヘンダーソンといった若手投手たちの頑張りもあり、リーグ2位の先発防御率3.35を記録。ただし、エース格のフレディ・ペラルタを除くと、支配力のある先発投手は見当たらないため、ミジオロウスキーがスムーズにメジャーに適応できれば、地区3連覇を狙うブリュワーズにとって大きな戦力となるだろう。期待の剛腕がいよいよそのベールを脱ぐ。


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