レッズ・アボットがメジャー初完投初完封 今季ブレイクの3年目左腕
2025.6.11 10:26 Wednesday
【レッズ1-0ガーディアンズ】@プログレッシブ・フィールド
日本時間6月11日、レッズは敵地でのガーディアンズ戦に1対0で完封勝ち。連勝を5に伸ばすとともに、あすの最終戦を残してガーディアンズ3連戦の勝ち越しを決めた。レッズ先発のアンドリュー・アボットは110球で9イニングを投げ抜き、メジャー初完投を3安打完封で飾って6勝目(1敗)をマーク。ガーディアンズ先発のスレイド・セコーニは5回4安打1失点で3敗目(1勝)を喫した。
今季ブレイク中の3年目左腕アボットがガーディアンズ打線を3安打に封じ、メジャー初完投初完封を達成した。レッズの投手による9イニング完封は、2021年5月7日のインディアンス(現ガーディアンズ)戦でノーヒッターを達成したウェイド・マイリー以来、レッズの投手による1対0の完封勝利は、2012年9月28日のパイレーツ戦でノーヒッターを達成したホーマー・ベイリー以来のことである。
この試合唯一の得点が生まれたのは5回表。先頭のウィル・ベンソンが二塁打を放ってチャンスメイクし、次打者スペンサー・スティアーがライトへのタイムリーを放った。また、4回裏に中堅TJ・フリードルがフェンス際への大飛球を好捕し、7回裏には右翼ジェイク・フレイリーが鮮やかなダイビングキャッチを見せるなど、守備陣もアボットの好投を盛り立てた。
勝利したレッズは今季最長タイの5連勝となり、約1ヶ月ぶりの貯金2。完封勝利を挙げたアボットは今季ここまで6勝1敗、防御率1.87と飛躍のシーズンを過ごしており、エースのハンター・グリーンを故障で欠く先発陣を牽引している。