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Rソックスの有望株アンソニーの初安打が決勝打に 母親の目には涙

2025.6.11 11:14 Wednesday

【レイズ1-3レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

 日本時間6月11日、レッドソックスは本拠地でのレイズ3連戦の2戦目を迎え、3対1で勝利。同地区対決3連戦の対戦成績は2戦目を終えて1勝1敗となった。レッドソックス先発のルーカス・ジオリトが6回3安打1失点(自責点0)の好投で2勝目(1敗)を挙げ、3番手のグレッグ・ワイサートは今季初セーブを記録。レイズ先発のライアン・ペピオは6回途中5安打3失点と力投したものの、6敗目(3勝)を喫した。

 レッドソックスを勝利に導いたのは球界ナンバーワン有望株の一打だった。前日のデビュー戦で4打数ノーヒットに終わり、途中交代の屈辱も味わったロマン・アンソニーだが、今日も「5番・右翼」でスタメン出場。1回裏二死2・3塁のチャンスで迎えた第1打席で外角から逃げていくチェンジアップをレフト線に弾き返し、タイムリー二塁打で二者を迎え入れた。

 結果的にはこの一打が決勝点となり、レッドソックスは同地区ライバルのレイズに3対1で勝利。レッドソックス側のダグアウトの近くで観戦していたアンソニーの両親は、息子の初安打の瞬間に立ち上がって拍手を送り、母親のローリさんの目には涙が浮かんでいた。

 ちなみに、アンソニーが打ったボールはホームベースの中心から1.30フィート(約40センチ)も外側に外れており、レッドソックスの選手が長打を放ったボールとしては、2024年7月7日に主砲ラファエル・デバースが1.50フィート(約46センチ)外れたボールを本塁打にして以来のことだった。非凡な打撃センスを見せつけたアンソニーは、正右翼手のウィルヤー・アブレイユが故障離脱しているあいだ、右翼のレギュラーとしての起用が続いていきそうだ。


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