タイガースのプロスペクト右腕ジョーブがトミー・ジョン手術で今季絶望に
2025.6.12 08:33 Thursday
日本時間６月12日、タイガースはプロスペクト右腕のジャクソン・ジョーブがトミー・ジョン手術を受ける予定であることを発表した。ジョーブは日本時間５月29日のジャイアンツ戦で右ひじの違和感を訴え、翌日に故障者リスト入り。検査の結果、屈筋腱を痛めていることが判明し、さらなる精密検査を行うなかでトミー・ジョン手術が決定された。昨季終盤にデビューし、今季の新人王候補として注目されていたジョーブだが、わずか10試合に登板しただけで今季終了となった。
現在22歳のジョーブは2021年ドラフト１巡目（全体３位）指名でタイガースに入団し、昨年９月にメジャーデビュー。ポストシーズンでも２試合に登板し、貴重な経験を積んだ。球界ナンバーワンの投手プロスペクトに挙げられていた今季は新人王候補の１人として注目され、前田健太らを抑えて開幕ローテーション入り。ここまで10試合に先発して49イニングを投げ、４勝１敗、防御率4.22、39奪三振を記録していた。
トミー・ジョン手術を受けた投手は通常、戦列復帰までに12～18ヶ月を要するため、このタイミングでトミー・ジョン手術を受けることは、今季の残りを欠場するだけでなく、来季の前半戦も欠場する可能性が高いことを意味する。ジョーブがスムーズに術後のリハビリを終えたとしても、戦列復帰は来季の後半戦からということになるだろう。
メジャー最高勝率を誇る今季のタイガースは、絶対的エースのタリック・スクーバルを軸に先発ローテーションを形成。スクーバル、ジャック・フラハティ、リース・オルソン、ジョーブ、ケーシー・マイズの５人が開幕ローテーションを担った。現在はジョーブのほかにオルソンも離脱しており、カイダー・モンテロらを起用しながら先発陣をやりくりしている。
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