スアレス逆転満塁弾でDバックスが5割復帰 マリナーズは借金生活に突入
2025.6.12 09:40 Thursday
【マリナーズ2-5ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド
日本時間6月12日、ダイヤモンドバックスはマリナーズ戦の6回裏にエウヘニオ・スアレスの19号逆転グランドスラムが飛び出し、5対2で勝利。マリナーズ3連戦をスイープして5割復帰を果たし、3連敗のマリナーズは借金生活に突入した。ダイヤモンドバックス先発のエデュアルド・ロドリゲスが7回途中6安打2失点の好投で2勝目(3敗)を挙げ、4番手のシェルビー・ミラーは7セーブ目を記録。マリナーズ先発のブライアン・ウーは6回7安打5失点で4敗目(5勝)を喫した。
6月に入ってから「ワイルド」な戦いが続いているダイヤモンドバックス。ブレーブス3連戦をスイープして5割復帰を果たしたかと思いきや、レッズ3連戦はスイープ負けを喫したが、本拠地に戻ってマリナーズ3連戦をスイープし、再び5割復帰となった。
その立役者となったのがスアレスだ。2点ビハインドの6回裏、スアレスは一死満塁のチャンスで打席に入り、真ん中に甘く入ったスライダーを仕留めて左中間に19号逆転グランドスラムを叩き込んだ。スアレスはこの一打が通算295本目のアーチとなり、マグリオ・オルドニェスを抜いてベネズエラ出身選手の単独3位に浮上。「マグリオ・オルドニェスは僕が大好きな選手の1人だから、とても光栄だ。僕にとって大きな意味があること」と節目の一発を喜んだ。
スアレスはベネズエラ出身の多くのメジャーリーガーを尊敬しつつ、そのなかでも特にオルドニェスとオマー・ビスケルに憧れてきた。そのオルドニェスを上回ったのだから、スアレスにとって本当に大きな意味を持つ一打になったことは間違いないだろう。ベネズエラ出身選手でスアレスの上にいるのは通算511本塁打のミゲル・カブレラと同399本塁打のアンドレス・ガララーガだけ。現在33歳のスアレスにはベネズエラ出身選手で2人目となる通算400本塁打を狙うチャンスもありそうだ。