ヤンキースが難敵ブービッチを撃破 ジャッジはダメ押しの25号アーチ
2025.6.12 11:40 Thursday
【ヤンキース6-3ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム
日本時間6月12日、ヤンキースはロイヤルズの好投手クリス・ブービッチを攻略して6対3で勝利。あすの最終戦を残して3連戦の勝ち越しを決め、地区2位のブルージェイズとの4ゲーム差をキープした。ヤンキース先発のクラーク・シュミットが6回2安打無失点の好投で3勝目(3敗)を挙げ、5番手のデビン・ウィリアムスは8セーブ目を記録。ロイヤルズ先発のブービッチは5回途中6安打5失点で降板し、4敗目(5勝)を喫した。
ヤンキースの強力打線が今季ブレイク中の左腕ブービッチに襲いかかった。2回表先頭のコディ・ベリンジャーが三塁打を放ってチャンスメイクすると、無死1・3塁からアンソニー・ボルピーの内野ゴロの間に先制。二死1・2塁となったあと、オースティン・ウェルズ、ポール・ゴールドシュミット、ライスと3連続タイムリーが飛び出し、一挙5得点のビッグイニングとなった。
球数が多くなったブービッチは5回表一死からジャズ・チザムJr.に四球を与えたところで降板。先発再転向の今季は12先発で5勝3敗、メジャー1位の防御率1.43と素晴らしい成績を残していたが、今季ワーストタイの4四球を与えるなど安定感を欠き、防御率1.92でリーグ4位に後退した。
ヤンキースは7回表に主砲アーロン・ジャッジがロイヤルズ3番手のスティーブン・クルーズから25号ソロ。3試合連発となる主砲の一発でリードを6点に広げ、勝利を決定づけた。その後、9回裏に4番手のマーク・ライターJr.が捕まり、3点を返されたものの、6対3で勝利。本塁打王争いでトップのカル・ローリー(マリナーズ)に1本差としたジャッジは、打率.394とOPS1.269がメジャートップ、59打点はリーグトップと驚異的な成績をキープしている。