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ブルペンに配置転換されたブリュワーズ・シバーリがトレードを要求か

2025.6.13 09:03 Friday

 ブリュワーズの右腕アーロン・シバーリがトレードを要求していることが明らかになった。これは米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者とウィル・サモン記者が報じたものだ。ブリュワーズは有望株ジェイコブ・ミジオロウスキーの昇格に伴い、今季5先発で防御率4.91と安定感を欠いているシバーリをブルペンに回すことを決定。先発投手としてプレーすることにこだわりを持っているシバーリは妻と話し合ったあと、代理人を通して球団にトレードを要求したという。

 現在30歳のシバーリはインディアンス(現ガーディアンズ)時代の2021年に12勝を挙げた実績を持つ右腕。これまでインディアンス/ガーディアンズ、レイズ、ブリュワーズの3球団でプレーしているが、通算122登板はすべて先発である。マイナーでもリリーフ登板は1度もなく、「まだ先発投手として貢献できると思っている。先発投手としてチームに貢献するのが自分には一番合っていると思う」と先発投手としてプレーすることへのプライドを覗かせた。

 代理人のジャック・トフィーは「球団との話し合いはとてもプロフェッショナルなものだった。私はアーロンが先発投手としてのプレー機会を求めていることを丁重に伝えたよ。彼は今季終了後にフリーエージェントになるからね」とコメント。FAを控えているシバーリが次の契約に向けたアピールとして、先発投手としてプレーすることを望むのは当然と言えるかもしれない。また、パット・マーフィー監督もシバーリがブルペンへの配置転換に不満を持っていることを認めた。

 シバーリは「ここに来てからは素晴らしい時間を過ごせている。ミルウォーキーの街は素晴らしいし、とても温かい。ファンのみなさんも素晴らしい。チームに不満を持っているわけではなく、状況がタフだということに尽きる」と語っている。ブリュワーズというチームに対する不満はないが、オフにFAを控えるなかで先発投手という役割だけは譲れないということだろう。マット・アーノルドGMはシバーリのトレード交渉を行っているかどうかについて言及を避けたが、今後の動向が注目される。


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