タイガース・スクーバルが7回3安打無失点で7勝目 防御率は1点台に
2025.6.13 09:57 Friday
【タイガース4-1オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ
日本時間6月13日、ア・リーグ最高勝率のタイガースは敵地でのオリオールズ戦に4対1で勝利。オリオールズ3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終え、カブス3連戦に続いて2カード連続の勝ち越しとなった。タイガース先発のタリック・スクーバルは7回98球を投げて被安打3、奪三振6、与四球2、無失点の好投で7勝目(2敗)をマーク。3番手のウィル・ベストが12セーブ目を挙げ、オリオールズ2番手のディーン・クレーマーは7回5安打4失点で7敗目(5勝)を喫した。
昨季のサイ・ヤング賞左腕、スクーバルがまたしても支配的なピッチングを見せた。初回先頭のジョーダン・ウエストバーグにライトへの大飛球を打たれ、右翼ケリー・カーペンターの好守に助けられるシーンがあったものの、2回裏二死1・2塁のピンチでは98マイルの速球でコルトン・カウザーを空振り三振。3回以降は二塁すら踏ませず、98球で7イニングを投げ抜いた。
スクーバルは今日を含めて4試合連続で7イニング以上を投げており、その間の失点はわずか1。30回2/3を投げて防御率0.29という驚異的なパフォーマンスを見せ、シーズン通算の防御率もついに1点台(1.99)に突入した。また、直近12先発で101奪三振/5四球を記録しているが、12先発のスパンで「100奪三振以上/5四球以下」を記録したのは、20世紀以降では2016年のクレイトン・カーショウ(ドジャース)に次いで史上2人目の快挙である。
タイガースは4回表にディロン・ディングラーの7号ソロとパーカー・メドーズの1号3ランで4点を奪い、スクーバルを援護。スクーバルは今季7勝目を挙げた。投球イニングと奪三振はリーグ1位、防御率と勝利数もリーグ5位以内にランクインしており、2年連続で投手三冠を達成する可能性も。2年連続のサイ・ヤング賞に向けて視界は良好だ。