ブリュワーズの剛腕ミジオロウスキーが鮮烈デビュー 100マイル以上を14球
2025.6.13 11:29 Friday
【カージナルス0-6ブリュワーズ】@アメリカンファミリー・フィールド
日本時間6月13日、ブリュワーズは同地区カージナルスとの4連戦がスタートし、有望株ジェイコブ・ミジオロウスキーが5回まで無安打に抑える鮮烈デビュー。6対0で快勝し、カージナルスを抜いてナ・リーグ中地区の2位に浮上した。5回0/3を無安打無失点に抑えたミジオロウスキーがメジャー初勝利を挙げ、ブリュワーズ3番手のアーロン・アシュビーは3回無失点で今季初セーブ。カージナルス先発のソニー・グレイは5回途中8安打6失点と崩れ、2敗目(7勝)を喫した。
「最速103マイルの剛腕」として注目されていたミジオロウスキーが圧巻のピッチングを見せた。立ち上がりから100マイル超の速球を連発し、打者6人をパーフェクト。3回表の先頭打者を四球で歩かせたが、次打者を併殺打に仕留めるなど、この回も打者3人で終わらせた。4回表は2つの四球でピンチを招いたが、後続を打ち取って無失点。5回表は三者凡退に抑え、カージナルス打線を5回まで無安打に封じた。
6回表先頭のビクター・スコット2世に対してカウント3-0となったところで捕手からの返球が高くなり、右ふくらはぎと大腿四頭筋を攣ってしまうアクシデントが発生。無念の降板となったが、100マイル以上を14度(最速102.2マイル)も計測するなど、期待通りのパフォーマンスを見せた。ピッチ・トラッキングが開始された2008年以降、ブリュワーズの先発投手が100マイル以上を記録したのは合計8球だけ。ミジオロウスキーは今日の5イニングでそれを上回ってしまったことになる。
有望株を援護したいブリュワーズは、2回裏にブライス・トゥラングのタイムリーで先制。5回裏にはジョーイ・オーティズのタイムリー二塁打、サル・フリーリックの2点タイムリー、ジャクソン・チューリオの12号2ランと打線がつながって一挙5点を追加し、6対0で同地区ライバルのカージナルスに完勝した。