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Dバックスが4点ビハインドの9回に大逆転 サヨナラでパドレス下す

2025.6.15 11:54 Sunday

【パドレス7-8xダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

 日本時間6月15日、ナ・リーグ西地区3位のパドレスと同4位のダイヤモンドバックスによる3連戦の2戦目は、ダイヤモンドバックスが劇的なサヨナラ勝利。同地区ライバル対決の3連戦は連勝によってダイヤモンドバックスの勝ち越しが決まった。ダイヤモンドバックスは4点ビハインドの9回裏、ヘラルド・ペルドモのタイムリー三塁打などで5点を奪って大逆転。パドレスは守護神ロベルト・スアレスが誤算で今季2敗目を喫した。パドレスの松井裕樹は1回無失点の好投だった。

 試合はダイヤモンドバックスがエースのザック・ギャレン、パドレスが新人ライアン・バーガートの両先発でスタート。2回、パドレスはギャビン・シーツが12号ソロを放って幸先良く1点を先制する。しかし4回、ダイヤモンドバックスは四球と単打で一死1・2塁のチャンスを作ると、5番エウヘニオ・スアレスが20号3ランを放って逆転した。

 1対3とリードを奪われたパドレスは、その後ギャレンの前に何度も走者を出すが、決定打が出ず。試合は2点ビハインドのまま6回裏に突入し、パドレスは先発バーガートを5回3失点で降板させ、2番手の松井裕樹を送り込んだ。松井はダイヤモンドバックスの中軸に対し、二死からスアレスに四球を与えたが、続く打者を初球でファウルフライに。1回無失点の内容で防御率を3.12に向上させている。

 そして松井好投の直後の7回表、先頭のシーツの二塁打からパドレスは一死満塁のチャンスを演出。ここでダイヤモンドバックス先発のギャレンを降板させる。2番手ライアン・トンプソンは、続く1番フェルナンド・タティスJr.に2点タイムリーを浴びて同点に。さらに3番マニー・マチャドには2点勝ち越しタイムリー二塁打を打たれ、試合をひっくり返されてしまった。

 パドレスは9回表にも2点の追加点を奪い、4点の余裕を持って守護神ロベルト・スアレスを投入。しかし、スアレスが今日は誤算だった。先頭から3連打を許して満塁のピンチを招くと、一死から2番ケテル・マルテにタイムリー内野安打を打たれ、3点差に。さらに俊足の3番ヘラルド・ペルドモには走者一掃のタイムリー三塁打を浴び、瞬く間に7対7の同点に追いつかれてしまう。パドレスはたまらずエイドリアン・モレホンにスイッチしたが、続く4番ジョシュ・ネイラーの弱い一塁ゴロの間に、三塁走者ペルドモが本塁に突っ込み辛くもタッチを逃れた。ダイヤモンドバックスは最終回に5点を奪い、劇的なサヨナラ勝ち。パドレスはまさかの敗北で連敗が3に伸び、ドジャースとジャイアンツの首位攻防戦の結果にかかわらず、首位とのゲーム差が3に開くことになってしまった。

 ダイヤモンドバックスは6日のブレーブス戦でも、6点ビハインドの最終回に7得点を奪って大逆転勝利。勝利確率わずか0.1%の局面から勝利を掴んだ。そして今日も9回裏が始まった時点でパドレスの勝利確率は98.4%だった。ダイヤモンドバックスの最終回の攻撃は7番から始まり、決して良い打順ではなかったが、土壇場の集中力で試合をひっくり返してみせた。


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