ナショナルズの有望株ハウスがメジャー昇格 2021年ドラフト全体11位指名
2025.6.17 08:54 Tuesday
日本時間6月17日、ナショナルズは米公式サイト「MLB.com」のプロスペクト・ランキングで球団3位・全体91位の高評価を受けているブレイディ・ハウスをメジャーに昇格させた。ハウスは本拠地ナショナルズ・パークで行われるロッキーズ戦に「6番・三塁」でスタメン出場し、メジャーデビューを飾っている。強肩強打の三塁手として知られるハウスには、打線の爆発力を欠くナショナルズの起爆剤としての活躍に期待がかかる。
現在22歳のハウスは2021年ドラフト1巡目(全体11位)指名を受けてナショナルズに入団。プロ入り以来、着実にマイナーの階段を上がっていき、昨季の時点でマイナー最上位のAAA級に到達していた。今季はAAA級で65試合に出場し、打率.304、13本塁打、41打点、OPS.872の好成績をマーク。アプローチの粗さなど、まだ課題は残るものの、プロ入り5年目にしてメジャー初昇格が決まった。
ハウスは「ほかの試合と同じようにプレーすることを心掛けている」とコメント。「メジャーデビュー戦だということはわかっているけど、できるだけ感情を抑えて、しっかりプレーしたい。とにかく一生懸命にプレーするだけだ。それが僕をここまで導いてくれたからね」とメジャーの舞台でプレーすることへの意気込みを語った。
デーブ・マルティネス監督は「スタッフから受け取ったフィードバックだけでなく、私自身が観戦した試合も含め、彼はいいプレーを続けている。打撃も守備もいい。メジャー昇格の絶好のタイミングだと判断した」とハウスの活躍に大きな期待を寄せている。ナショナルズは三塁のレギュラーとして開幕を迎えたポール・デヨングが顔面死球による骨折で離脱中。それ以降はホセ・テナとアメッド・ロサリオを三塁で併用してきたが、ハウスが実力を発揮して定着すれば、大きなアップグレードになることは間違いない。