English Español 韓国語

強打者デバースがジャイアンツ入団会見 「どこでもプレーする」と意欲

2025.6.18 09:10 Wednesday

 日本時間6月18日、レッドソックスからジャイアンツへのトレードが決まった強打者ラファエル・デバースの入団会見がオラクル・パークで行われた。一塁へのコンバートをめぐってレッドソックスとの関係が悪化したと言われているデバースだが、「言われたところをどこでもプレーする」と守備にも意欲。背番号は「16」に決まった。なお、ジャイアンツは今日からガーディアンズとの3連戦がスタートするが、デバースはその初戦に「3番・DH」でスタメン出場する予定となっている。

 デバースの獲得に成功したバスター・ポージー編成本部長は「今日はサンフランシスコ・ジャイアンツとサンフランシスコの街にとって素晴らしい日だ。偉大な選手は世代を超えて影響を与える能力を持っており、ラファエル・デバースはそのような選手の1人だ」と語り、デバースの加入を歓迎。デバースがレッドソックス時代に着用していた背番号「11」はジャイアンツの永久欠番であるため、デバースには「16」が与えられた。

 ボブ・メルビン監督によると、デバースは「言われたところをどこでもプレーする」「言われた打順でプレーする」とチーム第一の姿勢を示しているという。三塁には名手マット・チャップマンがいるため、デバースがジャイアンツで三塁を守る可能性は低いが、今後はDHだけでなく、一塁の守備練習にも取り組んでいくようだ。

 ジャイアンツがデバースに期待するのは、とにかく自慢の長打力を遺憾なく発揮することだ。ジャイアンツは2004年のバリー・ボンズを最後にシーズン30本塁打以上を記録した打者が1人もいない(他球団は2019年以降、少なくとも1人がシーズン30本塁打以上を記録している)。2021年の自己最多38本塁打を含め、これまでに3度のシーズン30本塁打をマークしているデバースには、その不名誉な記録に終止符を打つチャンスがある。ジャイアンツにとって待望の「真の強打者」であるデバースが新天地でどんな活躍を見せるか注目だ。

spotvnow