ヤンキースが6連敗 ボルピー痛恨の失策でエンゼルスに逆転許す
2025.6.19 12:17 Thursday
【エンゼルス3-2ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム
日本時間6月19日、エンゼルスとヤンキースは4連戦の3戦目を迎え、エンゼルスが逆転勝利。エンゼルスはこのシリーズに3連勝して、4戦目を残してシリーズ勝ち越しを決め、ヤンキースは前シリーズからの連敗が6に伸びた。ヤンキースは2対2の同点で迎えた8回、遊撃アンソニー・ボルピーが併殺打の処理を誤り、痛恨のタイムリーエラー。これで決勝点を献上し、エンゼルスに逃げ切られてしまった。
前日の試合まで3試合連続の完封負けと、強力打線が絶不調に陥っているヤンキース。しかし、0対1とリードされた迎えた2回、31イニングぶりに得点が入る。一死から5番ジャズ・チザムJr.が10号ソロを放ち、1対1の同点に追いついた。さらに4回には3番コディ・ベリンジャーが10号ソロを放って2対1と勝ち越し。およそ1週間ぶりにリードを奪った。
ヤンキース先発のライアン・ヤーブローは粘りの投球を見せていたが、5回先頭のジョー・アデルに14号ソロを浴びて同点を許す。ヤーブローは6回途中2失点で降板し、エンゼルス先発のジャック・コハノウィッツも6回途中2失点8奪三振の投球でマウンドを降り、試合はブルペン勝負に委ねられた。
均衡が崩れたのは8回、4番手フェルナンド・クルーズが3四球で一死満塁のピンチを招いてしまう。ヤンキースはここでゴロ系左腕のティム・ヒルにスイッチ。ヒルは注文通りに遊撃正面への凡ゴロを打たせたが、これをヤンキースの遊撃ボルピーが弾き、さらに二塁へ悪送球してしまう。この間に三塁走者が決勝点となるホームを踏み、エンゼルスは3対2でヤンキースを振り切った。
ヤンキースはこれで泥沼の連敗が6に伸び、ついに絶好調の2位レイズに1.5ゲーム差に迫られた。急失速の要因として無視できないのが、主砲アーロン・ジャッジの絶不調。今日も4打数無安打に終わったジャッジは、直近7試合で打率.083、OPS.362。1週間前には4割近い打率.396をマークしていたのが、瞬く間に打率は.366に低下し、2位ジェイコブ・ウィルソン(.361)に背中を晒している。