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スミスのサヨナラ弾でドジャース5連勝 大谷は2試合連続の無安打

2025.6.19 13:56 Thursday

【パドレス3-4xドジャース】@ドジャー・スタジアム

 日本時間6月19日、ドジャース対パドレスの同地区対決4連戦の3戦目は、ドジャースが逆転勝利を挙げて5連勝。4戦目を残してパドレス4連戦の勝ち越しを決めた。ドジャースは2点リードを最終回に追いつかれたものの、9回裏にウィル・スミスがサヨナラの8号ソロ。劇的な勝利を手にした。好リリーフを見せた2番手ジャスティン・ロブレスキーが2勝目(2敗)をマーク。パドレスは守護神ロベルト・スアレスが3敗目(1勝)を喫した。大谷翔平は2ヶ月ぶりとなる2試合連続無安打に終わっている。

 ドジャースの先発はトミー・ジョン手術を受け、2年ぶりの復帰となったエメット・シーアン。シーアンは2回に先頭のジェイク・クロネンワースに二塁打を浴び、二死までこぎつけたが、8番エリアス・ディアスに先制タイムリーを献上。先制点はパドレスに入った。

 パドレス先発のスティーブン・コレックは、4回まで13人の打者でドジャースの攻撃を片付ける好調な立ち上がり。しかし5回、先頭のマックス・マンシーの打球は右翼手フェルナンド・タティスJr.のグラブをかすめて三塁打に。続く好調のアンディ・パヘスはすかさず犠牲フライを放ち、ドジャースは1対1の同点に追いついた。なおもトミー・エドマンとキム・ヘソンの連打でチャンスを作り、9番ドルトン・ラッシングが2点タイムリー。新人の値千金のタイムリーでドジャースは3対1と勝ち越した。

 ドジャースは追加点を狙い、7回にもチャンスを作る。パドレス先発のコレックは、先頭から四球、続くパヘスには死球を与え、場内は再び騒然となった。その後、二死満塁となってから打席には大谷を迎え、2番手ワンディ・ペラルタとの勝負に。フルカウントまでもつれ込んだこの打席は、ペラルタが空振り三振を奪って粘り勝ち。大谷は6月以降、対左腕の打率は.260、三振率34.7%と比較的苦戦している。

 試合はドジャース2点リードのまま9回に突入し、2番手ロブレスキーが9回も続投。先頭に安打、続く打者を平凡なサードゴロに打ち取るが、三塁マックス・マンシーが二塁へ送球エラーを犯してしまう。併殺打で二死のはずが無死1・2塁となり、さらに単打で満塁のピンチ。そして犠牲フライ、ザンダー・ボガーツのタイムリー二塁打で3対3の同点となった。

 同点に追いつかれたドジャースだったが、9回裏にあっさりと試合を決めた。一死からウィル・スミスがパドレスの守護神ロベルト・スアレスを捉え、ライト方向へサヨナラの8号ソロ。4対3でパドレスを破り、連勝を5に伸ばした。

 ドジャースはこのパドレスとの大一番で、若手の活躍が際立っている。今日も25歳のシーアン、24歳のロブレスキーがパドレス打線を封じ込めた。さらにシリーズ通して9打数6安打2本塁打の活躍を見せている24歳のパヘスに加え、一時勝ち越しとなるタイムリーを放ったのは24歳のラッシングだった。大型契約を結ぶベテランが多く、若手を起用するスポットが限られている最近のドジャースでは、以前ほど育成の成功例が出なくなっている。しかし、限られたチャンスをモノにして若手が台頭すれば、王朝はより強固になっていくはずだ。

 ドジャースの大谷は「1番・DH」でスタメン出場し、4打数無安打1三振だった。2試合連続の無安打となり、これは4月6~7日以来。今季成績は打率.292、OPS1.013となっている。


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