ロッキーズが今季最長の4連勝 ナショナルズは泥沼の11連敗
2025.6.19 14:56 Thursday
【ロッキーズ3-1ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク
日本時間6月19日、ロッキーズがナショナルズを下し、今季最長の4連勝をマーク。直近15試合のスパンでは8勝7敗と好調に転じている。先発のヘルマン・マルケスは6回途中無失点の好投で3勝目(8敗)をマーク。打線はマイケル・トーリア、ジョーダン・ベックのアベック弾でリードをもたらした。一方のナショナルズは先発ミッチェル・パーカーが6回1失点8奪三振と好投したが、援護がなく8敗目(4勝)。連敗は11に伸びてしまった。
試合はナショナルズがミッチェル・パーカー、ロッキーズがヘルマン・マルケスの両先発でスタート。両投手とも3回まで毎イニング走者を背負う厳しい立ち上がりだったが、失点を許さずに踏ん張り続けた。続く4、5回はともに三者凡退で終わり、試合は投手戦となった。
しかし6回、二者連続三振で二死走者なしの局面から、4番のマイケル・トーリアが左中間に9号ソロ。好投を続けてきたナショナルズ先発のパーカーを捉え、ロッキーズがついに先制点をもぎ取った。そして7回、先頭のオーランド・アルシアが三塁打で出ると、一死となってからライアン・リッターがセーフティスクイズ。リッターは倒れ込みながらも前に転がし、貴重な2点目をもたらした。
その後、ナショナルズに1点を返されたが、8回に3番ジョーダン・ベックが9号ソロを放ち、2点のリードを維持。6回途中まで無失点に抑えた先発のマルケスから、ジェイク・バード、フアン・メヒア、タイラー・キンリー、そして最後はセス・ハルバーセンへと繋ぎ、ナショナルズを3対1で振り切った。
前日は球団記録の1試合7本塁打を放って快勝するなど、ロッキーズはにわかに勢いづいている。今日はチームを牽引する捕手ハンター・グッドマンが休養だったが、それを感じさせない素晴らしい勝利だった。今季MLBワーストタイの11連敗にあえぐナショナルズのデーブ・マルティネス監督も「彼らは良い打席が多く、好投していた」と脱帽。ロッキーズは勝率.230に改善し、シーズン37勝125敗ペースとなっている。