Rソックスがマリナーズ3連戦に勝ち越し エースのクローシェが好投
2025.6.19 15:30 Thursday
【レッドソックス3-1マリナーズ】@T-モバイル・パーク
日本時間6月19日、レッドソックスとマリナーズの3連戦の最終戦に、レッドソックスが3対1で勝利。マリナーズ3連戦に2勝1敗で勝ち越し、直近10試合で8勝と好調を維持した。レッドソックスはエースのギャレット・クローシェが6回1失点8奪三振の好投を見せ、今季7勝目(4敗)をマーク。打線はマリナーズ先発のルイス・カスティーヨに3安打に抑えられたが、そのうち2本が本塁打で、カスティーヨに5敗目(4勝)をつけた。
前回登板ではヤンキース相手にあわや完封の好投を見せたクローシェ。107球を投げた前回から中4日での登板だったが、今日もエースらしい投球を見せた。初回から走者を背負い、2回には暴投で1点を失ったが、大崩れすることはなかった。決して本調子ではなかったクローシェだが、今日は4割近い割合でカッターを多投してカバー。結局は6回を投げて1失点、無四球の安定した投球だった。
打線はマリナーズ先発のカスティーヨの前に苦戦しながら、わずかなチャンスを逃さなかった。2回、5番マルセロ・マイヤーが初球の甘い4シームを捉え、ライトへ先制の4号ソロ。そして4回には一死からマイヤーが四球を選び、続くトレバー・ストーリーが、インローのボールゾーンの速球を捉え、左中間へ勝ち越しの10号2ランを放った。試合を通してわずか3安打しか打てなかったレッドソックスだったが、本塁打で試合を決定づけた。
ラファエル・デバース放出の衝撃から3日、レッドソックスはデバース抜きで迎えた初の3連戦に2勝1敗と勝ち越した。ストーリーは「シーズンの転換点と言えるだろう。あんなに大きな、ある意味ショッキングな出来事があったあと、我々は良い対応ができたと感じている。だから、シリーズに勝ち、勢いを維持できたことは非常に大きい」と振り返った。そしてチームの次なる目的地は、デバースを迎えたジャイアンツが待つサンフランシスコ。アレックス・コーラ監督は「彼らは新たな一歩を踏み出した。我々にはやるべき仕事がある。シリーズに勝つことだ。さあ、サンフランシスコへ向かおう」と意気込んだ。