37歳のデグロムが6回5安打2失点の好投 今季7勝目をマーク
2025.6.21 12:08 Saturday
【パイレーツ2-6レンジャーズ】@ピッツバーグ/PNCパーク
ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)は現地時間6月19日に37歳の誕生日を迎えた。「誰もが老い、死を迎える」ということわざがあるが、デグロムはそれほど高齢ではないとはいえ、40歳が近づくにつれて、アスリートに何らかの衰えが訪れるのは当然のこと。しかし、レンジャーズのエース右腕は、これまで通りの好調を維持している。
日本時間6月21日、デグロムは37歳になってから初めての先発登板で6回2失点の好投を披露。再びクオリティスタートを達成し、チームの勝利に貢献した。これで12先発連続の「5イニング以上&2失点以下」となり、レンジャーズ(前身のワシントン・セネタース時代も含む)の球団史上最長記録であるとともに、今季のMLBにおける最長記録となっている。
ブルース・ボウチー監督は「(彼のピッチングを見るのは)最高だった。いつも言っているけれど、私は彼の才能に感謝しているし、彼のファンなんだ。彼のピッチングを見るのが大好きだし、彼が健康を取り戻して元気にプレーしているのを見られるのは最高だ。彼は手術前に大変な苦労をしていたから、彼が痛みもなく投げられるようになったのは素晴らしいこと。史上屈指の投手の一人である彼が健康にプレーしているのを見られるのは本当に嬉しい」と語った。
「今季のデグロムの活躍に驚いているか」と尋ねられたボウチー監督は笑みを浮かべただけだった。健康なときのデグロムは、いつも今季のような活躍をしていた。確かに、様々な故障で多くの試合を欠場してきたが、健康な状態でマウンドに立ったデグロムの支配力は変わらない。
「ジェイコブがキャリアを通してやってきたことを今季もやってくれると思っていたから、期待以上とは言えない」とボウチー監督は言う。「今、彼がやっていることは、私が敵軍の監督として見てきたものだ。彼は健康であれば、これだけのピッチングができるんだ。その安定感は素晴らしい。彼はボールを狙ったところに投げる才能に恵まれている。私は多くの選手たちの才能に感謝しているが、特に彼のファンであり、彼の才能と能力には本当に感謝している」とデグロムが自軍にいることのありがたみを強く感じているようだ。
デグロムはレンジャーズ3年目の今季、ここまで15試合に先発して88回1/3を投げ、7勝2敗、防御率2.24、87奪三振、被打率.199の好成績をマーク。防御率はアメリカン・リーグの6位にランクインしている。