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メッツが連敗を7でストップ リンドーアの「不敗神話」は今日も継続

2025.6.22 12:06 Sunday

【フィリーズ4-11メッツ】@ニューヨーク/シティ・フィールド

 今季ワーストの7連敗を喫していたメッツ。スター遊撃手のフランシスコ・リンドーアはその責任を背負い込むかのように「僕たちはもっといいプレーをしないといけない。特に僕はね。チームを助けるために、自分がもっといいプレーをしないといけない」と話していた。

 自分が再びコンスタントに貢献できるようになれば、チームメイトが成功を収める可能性を上げることができる。そのことをリンドーアは理解していた。しかし、これほどまでに直接的な効果があるとは、リンドーア自身も想像していなかっただろう。日本時間6月22日、リンドーアは三回に18打数ノーヒットの不振を打ち破る15号ソロを放ったが、それがチーム全体の攻撃に活力を与えることになった。

 三回のメッツは、リンドーアの一発を皮切りに、ブランドン・ニモの15号ソロ、フアン・ソトの15号ソロと三者連続アーチが飛び出した。メッツ打線はチーム合計7本塁打の一発攻勢を見せ、ニモとソトはそれぞれマルチ本塁打を記録。敵地シチズンズバンク・パークで行われた一戦でフィリーズを11-4で破り、今季ワーストの連敗を7で止めた。

 メッツの1試合7本塁打は球団史上5度目。1試合に7本のソロ本塁打を放つのはメジャーリーグの最多タイ記録となった。また、メッツの三者連続アーチは2022年以来3年ぶり。7本塁打の合計飛距離は2911フィート(約887メートル)に達した。

 メッツは途中出場のタイロン・テイラーを含む8選手がヒットを放ち、7選手が得点を記録。7本塁打を含む15安打11得点の猛攻でフィリーズを破り、ソトは2本塁打を含む5打数4安打4打点の大暴れを見せた。

 なお、メッツはリンドーアが本塁打を放った試合でレギュラーシーズン28連勝を継続中。歴代最長の29連勝(1951~53年ドジャースのカール・フリーロ)まであと1となった。リンドーアの「不敗神話」がどこまで続くか注目だ。


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