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ヤンキースがオリオールズに逆転勝ち チザムJr.が逆転2点打放つ

2025.6.23 06:00 Monday

【ヤンキース4-2オリオールズ】@ニューヨーク/ヤンキー・スタジアム

 日本時間6月23日、ジャズ・チザムJr.(ヤンキース)は本拠地で行われたオリオールズ戦、二回に片方のスパイクが脱げながらもDJ・ラメイヒューのタイムリーでホームイン。そして、八回の打席ではスパイクをしっかりと履いたまま、チームを勝利に導く一打を放った。

 1点ビハインドの八回、チザムJr.はオリオールズ4番手のブライアン・ベイカーから右中間を深々と破る逆転の2点タイムリー二塁打を放ち、チームを逆転勝利に導いた。ヤンキースはチザムJr.の一打で逆転したあと、相手のミスでさらに1点を追加。4-2でオリオールズを破り、同地区対決3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。

 ヤンキース打線は七回までほとんど得点を奪えず、得点圏でのヒットはラメイヒューが放った1本だけ。その1本は二回に飛び出したタイムリーだった。

 オリオールズの左翼コルトン・カウザーによる本塁へのスローイングが三塁側に逸れ、捕手マベリック・ハンドリーと二塁走者のチザムJr.が激突。チザムJr.はダッシュ中に片足のスパイクが脱げていたが、ボールがダグアウトの方向に逸れていくあいだに生還した。

 このプレーにより、ハンドリーは負傷退場。チザムJr.は出場を続け、八回の打席で逆転打を放った。

 ヤンキースがオリオールズ先発のディーン・クレーマーから奪った得点は1点だけだったが、六回にはアーロン・ジャッジがタッチアップを躊躇したことで得点を逃したシーンもあった。三塁走者のジャッジはコディ・ベリンジャーが放ったライトフライでタッチアップしなかったのだ。そのイニングが終わったあと、ベリンジャーとジャッジがダグアウト内で会話を交わすシーンもみられた。

 ヤンキース先発のウィル・ウォーレンは初回にライアン・オハーンとカウザーのタイムリーで2点を失ったが、二回以降は立ち直り、最終的には6回1/3を6安打2失点に抑える力投。2番手のティム・ヒル、3番手のフェルナンド・クルーズとつなぎ、逆転したあとの九回はデビン・ウィリアムスが締めくくった。


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