メッツ・アルバレスがマイナー降格 23歳の元球界ナンバーワン有望株
2025.6.23 07:31 Monday
日本時間6月23日、メッツは23歳の若手捕手フランシスコ・アルバレスをマイナーAAA級シラキュースに降格させ、ヘイデン・センガーをMLBに呼び戻した。かつて球界ナンバーワン有望株に挙げられたこともあるアルバレスだが、今季は攻守とも精彩を欠いており、マイナーで問題解決に取り組む予定だ。
アルバレスは今季ここまで35試合に出場し、打率.236、3本塁打、11打点、OPS.652と寂しい成績に終わっている。6月に入ってからはOPS.709とわずかに復調の兆しを見せていたものの、三振率が高い状況に変わりはなく、守備面でも精彩を欠く場面がみられていた。
日本時間6月22日のフィリーズ戦ではグリフィン・キャニングの暴投を止めきれず、失点を招く場面もあった。もともとフレーミング技術に定評があったアルバレスだが、今季はStatcastによるフレーミング指標が大幅に悪化。フレーミングの向上も今後取り組まなければならない課題の一つとなるだろう。
メッツは以前、アルバレスのポテンシャルを高く評価し、マイナーでの再調整には否定的なスタンスを取っていた時期もあった。アルバレスはデビュー2年目の2023年に25本塁打を記録。しかし、昨季は100試合に出場して11本塁打にとどまり、手や手首の度重なる故障もアルバレスの成長を妨げていた。
再昇格となったセンガーは28歳の守備型捕手。今季はアルバレスの故障もあって開幕ロースター入りを果たし、日本時間6月11日にアルバレスが産休リストに入った際にも再昇格していた。控え捕手のルイス・トーレンズが正捕手を務め、センガーは控え捕手としてトーレンズを支えていくことになりそうだ。29歳のトーレンズは今季ここまで45試合に出場し、打率.232、1本塁打、13打点、OPS.653を記録している。